和食(食べ歩き)

蛇の目寿司

千駄木に住み始めた3年前から、ずっと気なっていた「蛇の目寿司」。
千駄木と根津の間、蛇道にあるお寿司屋さんです。
美味しいという噂は聞くけれど、初めてのものにとっては
そう簡単には引き戸をひけない雰囲気があるのです。
「いつか入りたいな」と思ってきた今年は、友人に連れられて
なんと三回も行ってしまいました。
いつも予約でいっぱいなのですが、私は10時すぎに外のちょうちんに
灯りがついたところ狙って、三度はいることができました。

店内はとっても狭い。カウンターは4~5人すわればいっぱいのサイズ。
カウンターの後ろに小さなテーブルが2つ。
入口のテーブルに座った時は、誰かが帰るときは率先して立ちます。

まず冷酒を一本つけると、酒のつまみが。
初めて行ったときはカニみそと塩から。今回はホヤとカニみそ。
チビチビはじめるのにぴったりのつまみ。
お寿司のネタはと言えば、どれも絶品。
昨夜はかんぱち、帆立、うにうずら、つぶ貝、えんがわ、とろたく巻き、〆は穴子。
口に入れる度に「うーーーーーん」とうなりたくなる美味しさなんです。
ここの名物でもあるうにうずらは、軍艦の半分がうに、もう半分に
生のうずらの黄身をのせたもの。くずれないうちにひと口で食べます。
口の中でふたつが絡まって、至福の時がやってきます。

ちなみに値段が驚きの安さなのです。女性二人でいってお酒もつけて
4000円を越えたことがまだないんです。
お会計の度に「間違いじゃないですか?」と聞きたくなります。
きっと80歳ちかいご主人と奥さんがお二人でやっていらっしゃるのですが、
末永く元気に続けてほしいものです。

昨日は24時前までいたのですが、黒湯あがりのおばさま方4人組が
最後にいらっしゃって、お客さんが9人もひしめき合う状況に。
谷中の人気店、夜中とは思えない賑わいでした。

「蛇の目寿司」
東京都台東区谷中2-5-9 TEL:03-3822-0348

まるます家

ご近所のお店の皆さんに誘われて赤羽の「まるます家」に行ってきました。
赤羽にはビバホームに買い物に行ったことしかなかったのですが、
そのすぐ近くの商店街はかなりディープなスポットでした。

「まるます家」は川魚料理の店です。
Photo_2食べに行ったのはすっぽんです!
人生初のすっぽんは、臭みもなくてパクパクいけました。
この刺身の美しいこと!ちなみに手前のコップに入っているのは
すっぽんの血をリンゴジュースでわったもの。
さらっと飲めるから驚きです。

Photo_3刺身は肉と内臓、脂肪部分があり、
少しすっぱみのあるタレにつかっています。
黄色いのは卵です。
きゅうりとミニトマト、紫蘇を配した
見事な盛り付けにも感動。

すっぽんは皮のあえ物やから揚げ、お鍋、雑炊と料理の数も豊富。
他にも、どじょう、なまず、うなぎなど、なんでもありのお店でした。
4時から食べ始めたのですが、この店のあとは歩いてすぐの
商店街にあるおでん屋に。
この商店街の雰囲気が、那覇の公設市場あたりにすごく似ているんです。
赤羽のディープな具合を新発見したひと時でした。

「まるます家」
東京都北区赤羽1-17-7  TEL:03-3901-1405

駒形どぜう

昨日は谷根千に集う大人の皆さんと連れ立って、
夕方から「駒形どぜう」に行ってきました。関西出身の方がどじょうを食べたことが
ないという話しから始まったこの会合、私は食べたことはありましたが
駒形どぜうは初めてなので、参加させてもらうことに。
18時前から皆さんは集合していたのですが、バスは遅いは
道に迷うはで遅刻しての登場となりました。

まずはビールで、どじょうの骨のチップス、卵の山椒佃煮、くじらのベーコンを
つまみつつ始めました。どれも最高の酒のつまみなので、すぐにぬる燗へ。
Photo

そして本番ってことで、どじょうのまるを頼みました。
火鉢の上に鉄板がのっていて、そこに割り下につかった
どじょうがびっしりです。まるというのは、開いていなくて
まるのままの状態のこと。
Photo_2
ここにテーブルの備え付けてある
ネギの小口切りをどっさり。
Photo_3

ごぼうのささがきを頼んで
またどっさり。
ネギとささがきがしんなりと
してきたら、よい頃合い。

まると野菜を一緒に少しずつさらって食す。
どじょうは泥臭いと言いますが、ここのどじょうは抜群に美味しい。
どうやらお酒を飲ませているようなんです。
通はまるのお替りはあまりせず、割り下を継ぎ足し、継ぎ足し
ネギとささがきで日本酒をチビチビやるのだそうです。
チビチビのはずが、みんなでパクパク、クイクイ飲んでしまいました。

趣のある古い日本家屋の大広間。畳の上に板を渡しただけのテーブル上に
どんとおかれる火鉢。座布団に座って、みんなでまるをつつく雰囲気がたまりません。
蔵前の友人も加わって6人でどじょうを楽しんだけでは終わらず、
お次は屋台街に、そして中華料理のあづまで純レバまで食べてしまい
もういくら食べれば気が済むのかといった状態に。
最近は谷根千呑みが中心でしたが、浅草も危険な街ですね~
大人の浅草の楽しみ方を教わった夕べでありました。


「駒形どぜう」
東京都台東区駒形1-7-12 TEL.03-3842-4001

美味しいもの三昧

最近は仕事の打ち上げ続きだったりして、毎日飲んでいるような状態ですが

今日は久々の休肝日。仕事呑みともなると好きな店に行くわけでもないので、

自分で食べるものにはどうしたってこだわります。

最近食べた美味しいものと言えば、やっぱり「谷中 鳥よし」のあんこう鍋。

ゼラチン質のぷるぷるの身に、肝を入れたスープで食べます。

次の日の肌もむちむちです。そしてもうひとつおすすめが、

Photo鰻のおこわ蒸し。おこわに上に鰻がのって

あんかけがかかっているのです。

なんとこれでたったの600円。

うな重とはまったく違う味わいですよ。

今回はこの町の青年二人と行ったので、いろんなものが食べられてよい。

美味しいものは色々とちょっとずつが良いものです。

食べ放題と対極に生きているタイプです。

今週は家で蒸し物を食す会を催したのですが、

蒸し料理は素材によっていろんな味わいを生んで奥が深い。

こう寒くなると湯気を見ているだけで幸せにもなります。

225x300_2お土産でいただいた小ぶりのおにぎりを

火鉢で焼きおにぎりに。かりっと焦げ目がつくと

これが格別の美味しさ。最後のひとつは

沖縄から買ってきた油味噌をつけて焼きました。

味噌の焦げめがまたうまい!

アルミホイルの中にいるのは、ユリ根です。炭でやくとほっくほくになるので

日本酒のたまらない肴になるわけです。

Photo_2そして昨日、二周年を迎えたRe+Cafeに

24時を越える15分前にシャンパンを抱えて

滑り込みセーフ。ごはんやさんのセールで買ったという

すてきなシャンパングラスで乾杯。

このシャンパングラス、本当に美しいつくりでして

飲んでいる間中、そこから気泡が上に上がっていくのです。

一周年は大騒ぎのパーティでしたが、二周年は静かに暮れる大人の夜。

すてきなグラスと素敵な人たちと飲むと、いつものシャンパンも

格別の味わいになるものです。

「谷中 鳥よし」

東京都台東区谷中3-14-6 TEL:03‐3823-6298

ありがとう、ごはんやさん

この町を初めて訪れた日。今の家を見た帰りに、

不動産やさんに「美味しいお昼ご飯を食べる店はありませんか」と聞いたところ、

連れて行ってもらったのが「お茶とごはんや」でした。

その時は14時をまわってしまい入ることができなかったのですが、

この町に移り住んでから初めて行ったごはんやさんはとっても美味しくて、

なんともくつろぎやすくて、いつも少し心がほっこりして帰ったものです。

頻繁に通っていた訳ではないけれど、「美味しい和食が食べたい」という友達を

連れて行ったり、家族が遊びに来た時や折りをみて通ってきました。

そのごはんやさんが土曜日に閉店しました。

さすがにさびしくて、先週母とランチを食べに行きました。

私が頼んだのは釜揚げしらすとなましらすをのせたどんぶり。

新鮮なしらすがとにかく美味しくて、一緒についてくる小鉢やお吸い物、

今年初めてのみかんを味わいました。

ごはんやさんの何が好きだったのだろうかと思い起こしてみました。

もちろん美味しいご飯。あとは一人で入っても気兼ねなくいられる空間、

そしてどちらかというと無愛想で干渉せずにほっといてくれるのに、

ちゃんと気遣ってくれる程よいお母さんの具合。

昨日、今日とごはんやさんで食器や果実酒などの即売会をやっていたので

行ってきました。欲しいものはいっぱいあったのですが、

400x296すでに食器棚はいっぱいなのでえりすぐって

3つだけ買ってきました。まずは果実酒が入っていた大きな瓶。

梅酒をつけようか、ピクルスを作ろうか?

想像力が大きく広がっていきます。

400x300_3そして初めての重箱。子供の時から母が三段の重箱に

たくさんのおせちを作ってくれました。

いつかは欲しいと思っていて、格安の値段だったので

ついに買ってしまいました。

400x288そして小ぶりの鉄鍋。割れてしまった小さな土鍋のかわりにと

買ったのですが、うちの火鉢にのせるとぴったりのサイズ。

あつらえたような見事な大きさでした。

これで一人すき焼きなんてどうでしょう。まあ、一人でやる必要はありませんが。

ぬる燗を火鉢であっためたら、どんな具合でしょう?

選び抜いた3つを持ってお会計をしてもらって商品を渡された時、

お母さんが「元気でいてね」と一言。思わず涙があふれそうになってしまいました。

いつだったか仕事で疲れてご飯を食べる気力もなくて、

「そんなことじゃあ、食いしん坊がすたる」と力をふりしぼって

ごはんやさんに夕飯を食べに行ったことがあります。

一人大きなテーブルにすわって美味しいご飯を食べおわるかと言う時に

お母さんがポンとみかんを手渡してくれたのです。

あのみかんの美味しかったこと。あー、来てよかったなと思って家まで

テクテクと帰ったものです。その瞬間がよみがえり、

惜しい店がまたひとつ閉店してしまうのだなとしみじみと思ったのです。

でも、娘さんの前途ある未来への門出です。さびしい気持ちになんてならずに、

良い想い出として心にしまっておこうと思います。

もがみ

100618 今日のお昼ご飯はおにぎりです。

西日暮里駅にむかう途中、道灌山通りにある「もがみ」の

手作りおにぎりです。なんと全て100円。

海老天、ちくわ、から揚げなど大きな具でもすべて同じ値段なんですよ。

おかずにほうれん草のお浸しだけ作りました。手抜きのようですが、

から揚げ、山椒じゃご、たらことおかずはおにぎりの中に入っているから

これだけでも十分なんです。「もがみ」のおにぎりは、大葉味噌を食べた時に

思わず「うまい!」と言ってしまいました。ご飯もしっかりと炊けております。

ここのを食べると、コンビニでおにぎりを買おうとは思わなくなります。

いつもお昼には売り切れてしまうので、早めに行かないとダメなんですけれど。

食後には友人が送ってくれた宇治の日本茶を、鉄瓶と沖縄のやちむんで

丁寧に入れてホッと一息。ゆるい午後のひと時でした。

「もがみ」

東京都荒川区西日暮里3-23-13 TEL:03-3828-3013

そば 川むら

最近は家で仕事をすることが多いのですが、一日一万歩目標なので

郵便局がてらお昼は散歩しながら外に食べに行くことにしています。

今日は日暮里ちかくの「そば 川むら」へ。先日、友人と食べに来たのですが

その時、他のお客さんが「牡蠣そば」を注文していて「昔からこれを食べるのが

楽しみなのよ」なんて話しているのを小耳にはさんで気になっていたのです。

100112_4 これが念願の「牡蠣そば」です。

むっちり大きな牡蠣が五つものっています。

焼いてあるのですが、焦げ目もやわらかさも絶妙。

温かいお蕎麦にしてさらっと食べてしまいました。

お蕎麦にもっと蕎麦のがつんとした味が欲しいのですがね・・・。

「そば 川むら」

東京都荒川区西日暮里3-2-1 TEL:03-3821-0737

根津とうふ工房 須田

先日、根津在住の友人が「根津土産に」と掬い豆腐をくれました。

090719_19 それがこの「根津とうふ工房 須田」のもの。

口当たりも、のどごしも、味も絶品。

そのままでも濃厚な豆の味がたまらないのですが

オリーブオイルをちょろりとかけるとまた格別。

「トーキョーバイク」の帰りに、今日は「豆乳入りよせ豆腐」を購入。

090719_20 豆乳につかっているので汁物代わりのイメージです。

10穀入り玄米と卵焼き、蒸し野菜をあわせました。

090719_21 この濃厚な豆乳がこれまた美味!

口の中でほろっとなるお豆腐。

病み付きになる味です。

「根津とうふ工房 須田」

東京都文京区根津2-19-11 TEL:03-3821-0810

ゆばとふ YAMATO

最近、9月公開の映画の取材が毎週のようにあります。

このチームはかなりグルメなので、スタッフはお昼のお弁当や差し入れに

いつも美味しい何かを探しています。

この前は新御茶ノ水にある「笹巻けぬきすし総本店」に

お遣いにいきました。

今日は松屋銀座の地下「ゆばとふ YAMATO」の

090717_2 「小てまり弁当」を取りに。

驚くほどかわいいお弁当でありました。

私はもともと湯葉が大好きなもので

生湯葉のオンパレードにかなり感激。

仕事の合間にぱぱっとご飯を食べなければならない時に、

小さくご飯がまとまっているだけでこんなに食べやすいものなんですね。

お肉も魚も煮付けも、どれも味付けのバランスが良くて

今日は花丸のお弁当でした。

「ゆばとふ YAMATO」

東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座本店B1F

きらく

本日みんなは午前から仕事ですが、訳あって私は夕方まで自由時間。

限られた時間ですから、市場やスーパーなど、テクテク、テクテク歩き回りました。

ちょうどお腹が空いたので牧志公設市場の2階にある「きらく」へ。

昨日入ろうと思ったらちょうど閉まったところだったのですよ・・・。

090704 本日のセレクトはフーチャンプルーと

いか墨汁です。

090704_2 見てください、この真っ黒なお姿。

圧巻です。

渡嘉敷島に行って鯨を見れずに

港に戻ったとき、お昼におにぎりといか墨汁を出してくれました。

鯨が見れなかった傷心を忘れるほど、美味しいお昼ご飯で

こんなグロテスクな食べ物がこんなに美味しいなんてと

驚いたのを今でもよく覚えています。

ここのいか墨汁もとっても美味しく頂きました。

「きらく」

沖縄県那覇市松尾2-10-1 第一牧志公設市場 2F TEL:098-868-8564

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