下町徒然(散歩)

来週は、谷中やちむん市!

去年のGW、はじめて地元で沖縄の催事をやりました。
今年は芸工展にあわせて来週から開催します。
Kanakana題して「谷中やちむん市」。
日程:2013年10/16(水)~20(日)
    13:00~19:00 ※最終日は17:00まで
場所:暮らしと道具 谷中 かなかな

千駄木のかなかなの2階をやちむんだらけにしてしまいます。
ちょっとですが、張子もやってきます。
映画の仕事もたてこんでいるので、今日からちょっとずつ搬入を開始。
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家の中はやちむんだらけで大変なことになっています。
好きなものに囲まれているのは幸せなことですが、
よっぱらって転んだりしないように要注意。

かなかなの二階はとっても好きな場所です。
大きな窓から路地がみえて、たくさん太陽の光が入るので
やちむんがより鮮やかにみえます。
東京では今年最後の催事なので、お客さんがいっぱいいらっしゃいますように。

花見@谷中霊園

この町に引っ越してくる前は「お墓の見える部屋なんて絶対にいやだ」と
思っていました。でもこの町はそこら中がお寺とお墓なので、
そんなことを言っていたら部屋に住めないと思う。

そんなわけで、花見はどうしたって谷中霊園の中。
毎年参加しておりましたが、今回は有名な緒方さんの花見に参加。
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ふつうは真ん中の通り沿いで花見をしますが、
この花見はぐぐぐっと墓の中の空き地にて。
毎年相当な数の方が参加されるそうですが、
今年は急に桜が咲いちゃったり、寒かったりで
40人くらいですかね?

主催者が料理上手ということもあり、
あったかいタイカレーや、マッシュポテトをコーンに
アイスみたいに入れてくれたり、持ち寄りの料理も全部おいしい。
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私はさんぴん茶で煮た豚、小松菜の塩ゆで、
ハンダマ―のおひたし、小松菜の根のきんぴらを
お重に詰めて持っていきました。
どうしたって肉や脂ものが多くなるのが花見なんで
やっぱり野菜は欠かせない。

友人たちとの語らいも楽しいですが、合間にトランペットの演奏や
芸人さんも登場しちゃうんです。
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こちら見事な寒空をバックに歌う
寒空はだかさん。
「たわー、たわ~、東京タワーにのぼったわ~」
という見事なフレーズの「東京タワーの歌」に続いて、
「スカイツリー音頭 決定版」をスカイツリーをバックに
披露してくださいました。
とお~くに鉛筆のようなツリーが見えます。

こちら毎年恒例のことのようでして、去年も参加した友人は
「今年はスカイツリーできちゃったから、どうするのかな?」と
心配していたそうですが、ちゃんと進化しての登場でした。

もちろん、ここは墓地のど真ん中です。
この場所と寒空をバックだから、より映える見事な芸でした。
来年も聴きたいな~

Re+Cafe3周年

11月30日、谷中のRe+Cafeが3周年を迎えました。
1周年は大騒ぎのパーティで、2周年はひっそりとすごしたので
3周年はアットホームな集まりとなりました。

121130_222425あやちゃんが作ってきたケーキ。
家で作ったものとはとても思えない出来栄え。
上に薔薇なんかのっているし、
二種類のチョコレートといろんなベリーが入ってました。
すごすぎる。

121130_222828ケーキ入刀の時間には、
ギター演奏付きのバースデーソングまで。
「はじめての共同作業」ならぬ、 
「いつものひとり作業」を撮影する人で
大騒ぎでした。
どうやら小谷野さんはケーキを切るのが苦手のようです。

121130_193216_2私からのプレゼントはタイ風サラダ。
牛肉と春雨、香菜がたくさん入った美味な
お気にいりサラダなんですが
携帯で撮ったら、まったく美味しさが伝わらない・・・。
ナンプラーとレモンがポイントです。

GARAGEで女子会やります!

店内の塗装からみんなでやった根津の立呑み屋GARAGE
時折、店番をしてもなかなか若い女性が一人で入ってくることがないんです。
どうにいった姐さん方は来てくれるんですがね。
この町にいるとよく見かけるのが、小さなお子さんを抱えたなんともかわいい親子連れ。
幸せそうでもあるけれど、初めての子育てに戸惑いながら
きっと誰かとたわいもない話をしたり、ちょっとした相談なんてしたいんじゃないかな?
と思っていたわけです。

そんなことから、イベントを企画しました。
女性や子連れでも入りやすいように昼からの営業で
料理と店番を担当します。

「立呑み屋で女子会@GARAGE」
2012年11月23日(金・祝)12:30~18:00
GARAGE(ガレージ) 東京都文京区根津2-35-10 TEL03-6310-9188

野菜中心のちょっとした大皿料理とソフトドリンクも少し用意した特別営業です。
まだ、外枠しか決まっていませんが、本番には強いタイプなので
きっと大丈夫です。
連休初日の勤労感謝の日ですから、谷根千散歩がてら
昼間っから立呑み屋で一杯!しに来てくださ~い。

根津の名所がまたひとつ・・・

この町に引っ越してきて3年と4か月が過ぎました。
突然決めた引っ越しだったので、前に住んでいた世田谷区とは全く違う
昔ながらの町並みを歩いているだけで新鮮で豊かな気持ちになったものです。

その中でもお気に入りの空間は根津のヒマラヤ杉ちかくの路地、
そして丁子屋と向かいの民家の一角。
どれくらい前だったか、朝、新聞を買いに自転車を走らせていたところ
私の大好きだった民家が更地になっていました。
思わず朝だと言うのに、道で大声を出してしまいました。
そのあと建ったのが、味もそっけもない住宅。
腹が立って仕方がなかったのを覚えています。

そして明日、ついに丁子屋の建て替えが始まると
昨日知りました。Img_0987見納めに一眼レフをもって撮ってきました。
こんなに素敵な木造建築はめったにありません。
来年の6月に新装オープンするそうですが、
なんで新装する必要があるのだろうか・・・。

ヒマラヤ杉も切られることになったと
聞いていたのですが、なんとか切られずに済んだという噂。
ほっとしました。
蛇の目寿司の一角も今年いっぱいで取り壊しが
決まったそうです。古き良き町だったはずが、味わいのある建物や空間が
ひとつ、またひとつ消えていきます。
あんなに大きな地震があって、古い建物が打撃を受けたのはわかるのですが
維持できる方法はないものなのか。切ない日々です。

お祭り仕様

この土日は根津神社のお祭りで谷根千は祭囃子や、神輿に山車と
大騒ぎの二日間でした。
そんな中、久々にGARAGEの店番に立つことに、たしか二か月ぶりです。
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開店直後くらいは穏やかな状態です。
外に出したベンチに小粋な小学生女子がおりまして。
ここらの小学生はお祭りの衣装がなかなか様になるのです。
ねじり鉢巻が似合う少女がいっぱいです。
ちょっと背伸びしている感じがとってもかわいいのです。

今年は祭り仕様でヨーヨー釣りとスーパーボール、おもちゃを用意しました。
120916_143118この味わいのあるたらいを見てください!
カラフルなヨーヨーがとっても映えます。
今年はなぜか根津神社にヨーヨー釣りがなかったようで、
子供たちが熱狂してくれて、大繁盛となりました。

暇なときlにてぐすで釣る道具を作っていたのですが、
自分がテキヤさんになった気分で、なんだか楽しいのです。
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何度も藍染大通りに神輿がやってきます。
日本の秋祭りの風景です。
お祭り、盆踊りの終了に近づくと
GARAGEは驚くほどの大繁盛。

お酒を出すこと9時間、ヘロヘロになって働きましたが
世田谷住まいでは味わえなかった、下町の祭りの姿を堪能した二日間でした。
浴衣で店番しようかなと血迷ったのですが、普通の格好でやっていてよかった。
浴衣を来ていたら倒れていたかもしれないし。

夏祭り

ここ二、三週間、谷根千は夏祭りでにぎわっていました。
先々週の土日は根津神社の盆踊り。
友達に誘われて、青の朝顔の浴衣にレモン色の帯をしめて出かけました。
どんな賑わいかと思ったら、屋台は一切なくやぐらのみ。
ただ盆踊りに興じるというストイックなものでした。
そして、うちの実家の練馬とはまったく違う盆踊りの曲目に戸惑うばかり。
まともに踊れたのは、炭坑節くらいで東京音頭はなんとか・・・。
根津音頭のむずかしさには困り果てました。
でも、子供の頃以来、盆踊りを踊るなんてなかったので楽しい時間となりました。

そして先週の土日は諏訪神社のお祭り。
金曜日は前夜祭なので、谷根千のあちらこちらの道が突然盆踊りの会場に。
谷中銀座を封鎖して、縦に細長く踊る様はなかなかすごいものでした。

土日は御囃子があちこちで聞こえて神輿もあちこちで登場。
うちの前の道でも盛り上がっていました。
夜は今度は芙蓉の紫の浴衣にオフホワイトのへこ帯を締めて
諏訪神社の縁日へ。境内に入る前の参道に続く屋台の数は
御酉様になれている私も驚くほどの数です。
最近は夜店の新種が増えていて、不思議な食べ物もいっぱい売っています。
お参りにももちろん行きましたが、余興には牧伸二がきていて
ウクレレ片手に「あ~、やんなっちゃう♪」と歌っておりました。

この時期楽しいのは、そこかしこに浴衣の女性が歩いていること。
いろんな着こなしがあるけれど、渋谷とかで見る目も当てられない
下品な浴衣や着こなしが皆無なのがうれしいところ。
思い思いの浴衣や着物を、自分なりにセンス良く着ている人が多いので
私も負けじと頑張ってしまいます。
来月には根津神社のお祭りもありますし、谷根千の祭りのにぎわいは
まだまだ続きます。

絶景スポットのような

仕事場の窓からスカイツリーが良くみえます。
でも今週火曜の開業当日は曇りすぎて影すらもみえませんでした。

Photo二日目の水曜日は真夏日。
晴れ渡る空と一緒にきれいにみえました。
出来上がっていく姿を見ていたので、
よくこんなに高くなったものです。
それにしても、電線が見事に邪魔なのが
下町っぽいな~

GARAGEの店番

先週はかなりアットホームな谷中祭りでしたが、この土日は根津・千駄木祭りでした。

どうやら藍染大通りがその祭りの中心だという噂をきいたので、これは根津の

新しい立飲み屋「GARAGE」を開けないともったいないと小谷野さんと相談して、

この土日は常連さんと協力して私が店を開けることにしました。

しかし土曜日、午前中からすさまじい風雨に見舞われて一気にトーンダウン。

「中止かなー?」なんて思っていたのですが、正午を前に雨もやみ

突然晴れだしたのです。相談の結果、15時くらいから開けることに。

ジュースとウーロン茶、生ビールの用意ができたところでシャッターを

開けたのですが、なんと目の前に衣装を着たおばちゃんたちが集合。

350x263_2カッポレが始まりました。ちょうど真ん中に店があるので

特等席だったのです。生ビール片手に前のベンチに

すわってお客さんたちとカッポレを楽しみました。

そして日曜日は真夏日。これはビールが出ちゃうなと13時にはお店を

開けてみました。今日はパレードの始点が店の前だったので、

地元の方も観光客もあわさってすごい人出。パレードがいってしまったら

静かになるのかと思っていたら、左手で和太鼓の演奏が始まり

藍染大通りは大騒ぎ。日差しもすごかったので一人でなんとかパラソルと

テーブルを出して、オープンカフェ風の演出を。すると涼みにきてくれるお客さんが

次々と来てくれました。立飲み屋は、一杯飲んでさっと帰れるし長居も可能。

和風の立飲み屋とは違うオシャレなお店なので、女性客や子連れの方も

ずいぶん寄ってくれました。大半は通りを歩きながら店を凝視して

入らずでしたが・・・。そんなに怖い場所ではないので、気軽によってください。

古道具見学のみもOKです。その日の気分で作るつまみもあります。

土曜は「蓮根と油揚げのきんぴら」と「かぼちゃの甘煮」、

日曜日は「肉じゃが」と「白菜と大根のピリ辛漬け」を作りました。

お酒のつまみになるメニューを考えるのは、酒飲みの良い勉強になります。

夕方には「桃と蓮」のマスターや古道具屋のおじさんも出勤。

350x263_3お二人が店先にいるだけで絵になるGARAGEになりました。

16時半にはもう一人の今日のママが登場したので、

カウンターをお任せして、私は店頭のベンチで

ビール片手に絵になる二人と談笑。楽しい時間を過ごしました。

そこにカメラを首からかけた20代くらいの写ガール(というらしい)3人が登場。

あまりのあやしい雰囲気に「写真を撮っても良いですか」というので

「どうぞ」とお答え。どんな風にGARAGEを撮るのかなと思っていると、

完全に私たちにピントを合わせておりました。

「あれ?店撮るんじゃないの?」と聞いたら、

「もう撮っちゃいました」と写ガール。絵になるお二人はどこにいても

カメラを向けられるのだそうです。こう味のある、そして素敵な年配男性は

そうそう見つかりませんかからね。でも、お気をつけあれ。

右はCMやPVでモデルを務めるイケた古道具屋さん、左はBarのマスターだけれど

本物のカメラマンなのでいい加減に撮っちゃいけません。

良い加減で撮ってください。

平家物語@本行寺

お庭がきれいなので春にはちょっと境内を覗かせてもらっている

日暮里駅近くの本行寺(今日までは名前も知らなかったのですが)。

そこで「平家物語」の語り芝居、朗読と琵琶の弾き語り、尺八の演奏がありました。

招待券をいただいたので、金曜日の夜に行ってきました。

門を入ると蝋燭が灯されていて本堂へと導いてくれます。

初めて入った本堂で開演を待っていると、引き戸とガラスが振動し

すごい勢いで鳴り、ぐらっと揺れました。開演数分前の地震。

少し遅れて始まった上演は、平家物語のわかりやすい解説もありながら

尺八と琵琶の演奏、一人で演じる語り芝居、朗読と琵琶弾き語りなど

色々な形での「平家物語」を愉しむことができました。

語り芝居は衣装は着ているものの、舞台装置があるわけでもなく

本堂にたって演じているだけなのに、馬にまたがり何百騎の軍を相手に

闘っているようにみえるし、鬼界が島の砂浜にいるように見えてくるからすごい。

「耳切れ芳一」の朗読と琵琶の弾き語りの最中には、がたがたと風でゆれる

引き戸や、降り出した雨の音さえもすでに演出のようになり、

語りの最後の一言で背筋はぞくっと。鳥肌がたってしまいました。

琵琶や尺八の演奏を聴く機会は今まであまりありませんでしたが、

その細い尺八のどこからそんな音がでるのか。琵琶の弦やバチで

そんな演出ができるのかと、情感豊かな演奏に感動しました。

震災以来、映画をゆっくり見に行く気にもならず、文化的な行為から

遠ざかっていたので五感を研ぎ澄まして感じる素晴らしい上演でした。

映画の仕事をしていると芸能界とのお付き合いもあるので

舞台を見に行くこともあります。ただ、普段舞台になれていない俳優が

一ヶ月、二か月のけいこで舞台にたってもそう簡単に感動は

あたえられないものです。

今回は劇団民藝出身の私の伯母の後輩の方の催しでしたが、

基礎をしっかりと積んだ芝居の素晴らしさを実感。

平家物語の言葉がすべてわかるはずがないのに、しっかりとした滑舌と

意味づけ、感情を伝える力があるので言葉がわからなくても伝わるものなのです。

こんな上演が家から10分以内のお寺であるなんて、やっぱりこの町はすごいな~

2018年10月
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