私の実家は色々な戸棚を開けると、母が集めた私好みのものたちが
いろんな所に隠れています。少し前から食器棚の奥にあるカップ&ソーサーが
なんとも気になっていたのです。何度も欲しいと言ったのですが却下。
ここにきて家でも珈琲を飲むようになって、いよいよ欲しくなってしまい
母にお願いすると「まあ、あげても良いけれど・・・」と渋々承諾してくれました。
さっそく実家にでかけて食器棚から出してみると、最近は使っていなかったので
汚れと茶渋で色がくすんでおりました。風合いを台無しにするわけには
いかないので漂白剤は使わず、まずはきれいに洗い、濡れたふきんで
磨きあげました。茶渋がひどいところは塩をすりこんで
するとこんなにきれいな翡翠色になったのです。
父と母の結婚祝いに友達がくれたものだそうで
もう40年前の益子焼なんだそうです。大きなピッチャーとセットなんですが、
それは花瓶として重宝しているそうなんで、あきらめました(欲張りはいけません)。
やちむんのピッチャーとあわせてみると、
柄にある翡翠色とマッチしてなかなかどうして馴染みます。
これで珈琲を飲んだらきっと美味しいはず。
今朝は珈琲が切れていたので、ミント、バジル、紫蘇を
摘んで生ハーブティーを入れてみました。
白いポットともよく合います。お皿もちょうど良い大きさ。
単体でも使えるので、これからは重宝しそうです。
しかし、うちの食器棚が大変なことになってしまいました。
この前、フリーマーケットにコップ6つと器5つも出したというのに、
すでに入らない。欠けているものや、使っていないものを出して
箱にしまい、なんとか入ったのでした。
一人暮らしを始めた頃は、実家にあって使わないものを持ってきたり、
アジア雑貨のお店で安い食器を買って愛用していました。
好みは歳をとると共に変わり、新しいものが欲しくなるのですが
昔からのものには捨てることのできない愛着があります。
貧乏な時代を支えてくれたものたちですから。
だから遊びに来た友人にあげたり、フリーマーケットに出したりと
なんとか今後も使ってもらえるように努力中です。
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