倉敷のすばらしいもの
倉敷にどうして行きたかったかというと、大原美術館に行きたかったのです。
すばらしい美術館だとは前から聞いていて、ミュージアムショップにはうちの
やちむんもおいていただいてますし、これはいかなければと。ちょうど着いた日、1/28からは「まだまだすごいぞ!大原美術館」
という企画にかわったばかり。
最初に入った本館の最初の部屋で、もう悶絶。
ルノワール、マティス、モネ、ゴーギャンの並びに驚いていたら、
でこちゃんのエッセイを読んでからずっと見たかった
梅原龍三郎が登場。おーっなんて思ってたら、ピカソにロダン。
もう気が狂うんじゃないかと思いました。
ここは日本なのに、こんなにすごい所蔵品があるなんてどういうことなんだ!
と一人驚く。部屋をうつるごとに、ちがう驚きが待っているからすごい。
その後もムンク、ルソー、藤田嗣治もあれば、草間弥生だって、福田美蘭だってある。
本館でいちばん感動したのは、マティスが女性を描いた線画が3枚並んでいて、
そのあとにくるピカソの肘掛け椅子の女。もう素敵すぎて5回は往復。
しかし私を一番感動させたのは、本館ではなかったのです。児島虎次郎記念館オリエント室。
この看板の向こうに、すごいものたちが待っていたのです。
そこにあったのは動物の形をした様々なピッチャーのような土器。
そして6世紀から13世紀くらいのエジプト、イラン、トルコ、
スペインなどの陶器。そして陶器の欠片。
欠片がとにかくすごい。色鮮やかな色味はもちろんすばらしく、
筆や線彫りで描かれた文様、動物、植物、楽器を奏でる人。
でも欠片なんで、全部がない。どんな柄なのか、
色なのか、形なのかはあとは自分の想像の世界。ロマンです。
欠片の入った二つのガラスケースのまわりを、何度も何度もまわってしまいました。
美術館のスタッフが途中で交代したのですが、不思議そうに私をみていました(笑)
まあ、見ますよね、かなり変でしたから。
このすばらしい器はきっと新しいすてきなやちむんのモチーフになる。
そんなすてきな出逢いでした。
それにしてもあれだけ素晴らしいもののある四館をめぐって、
料金が1300円。ホテルの割引で1100円。
東京でいったどんな展覧会よりもすばらしく、安い。
おそるべし、大原美術館。
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