倉敷の旅1
倉敷についてまずはホテルに荷物を。チェックインしたら部屋が二階で
「なんだ、二階かぁ~」なんてちょっと残念な気がしたのですが、
エレベーターで二階にいって部屋の方へ曲がったら、
思わず声を上げるほどの光景が。壁一面に棟方志功の版画「大世界の柵」。
部屋をでるとすぐにこの版画があるなんて贅沢すぎ。
部屋に荷物をおいてから、前にあるソファーで
ゆっくり眺めてしまいました。
あとで聞いたのですが、このホテルの壁に合わせて
棟方志功がぴったりのサイズで作ったものなのだそうです。
倉敷国際ホテルのためだけの特別な版画。
宿をここに選んで本当によかった。まずは閉まる前の倉敷民藝館へ。
お客さんが誰もいなかったので、ほぼ独り占め。
昔から使われてきたものたちをゆっくり見られるのは
とても豊かな時間。
でも、民藝の道具たちがガラスのケースに入っているのは
なんだか不思議な気もします。残すことが必要だから
仕方がないのですが、使われてこそ意味があるものですから。
うれしかったのは、ここでも沖縄の厨子甕に出逢えたこと。
いつの時代かは書いていなかったけれど、焼き締めのシンプルなもの。
それとも昔は色鮮やかだったのか?
いつまでも人々の生活に寄り添っていけるものにかかわっていける今は、
とっても幸せだと実感した時間でもありました。
民藝館自体の建物が味わい深くて、階段を上がったり降りたり、
まるで迷路みたい。ミシミシ、ミシミシという木造の音も積み重ねた時間を
感じるものでもありました。
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