秋の伊豆
この週末、伊豆高原の友達の別荘に女三人で出かけてきました。
友達が独身になったお祝いなので、赤ワインと白ワイン、鶏と卵の燻製をもって
いざ、伊豆へ。着いたところで、家中の雨戸をあけたのですが、
二階の窓からは山の稜線と紅葉、そして秋空。
これだけで幸せを実感。リビングの雨戸をあけたら、
今度はお庭にススキが。秋ですね~
家中の窓を開けて、家に風をとおして
おふとんを干して、まずは家を生き返らせる。
お風呂には温泉がひいてある
ありえないほど素敵な別荘です。40年くらい前に建てたそうですが、
ちゃんとお手入れをして使ってきたことがわかり、きれいなまま。
別荘地の敷地内からは、こんなに美しく
海が見える場所まであるのです。山もあり、海もある。
伊豆高原ならではの贅沢な風景です。
山道をくだって降りていくと海に近づくと
火曜サスペンス劇場の撮影が行われたという断崖絶壁が。
崖の上から美しい太陽を見ました。
足を踏み外したら大変なので、
あまり奥まではいきませんでしたが
久々にみた美しい海は壮観です。晴れ渡った空と穏やかな海の向こうには
大島がみえました。少し先まで歩いて、山道をおりると
先ほどの断崖絶壁が奥に見えます。
犯人が追いつめられるのがよくわかる
見事な崖です。
そりゃ、つい告白しちゃうよ~夕方前から酒盛りを始めました。
一人ずつ温泉に入りつつ、ちびちび。
こちらは伊豆高原駅の中の魚やさんでさばいてもらった
お刺身。大興奮の美味しさで、白ワインを合わせて楽しみました。
お家温泉は、窓を開ければお庭の緑が広がるので
まるで露天風呂に入っている気分も味わえてしまいます。
緑の香りと虫の声。なんて贅沢な時間なんだ。
縁側から星をみると、生プラネタリウムというくらい星座が
見事にみえるのです。これこそ星が降ってくるという感じ。
ワイン3本を飲み干して、ふかふかのふとんで寝るという、至福。
朝は一番に起きた私が、朝温泉の準備。お茶を入れながら、朝ごはんの下準備を。皆が温泉に入っている間に、朝食の仕上げに入りました。
昨夜の刺身をマリネにして、山盛りの野菜の上に
豪勢にのせたサラダに。生の白菜を千切りにして
のせるとしゃきしゃきで瑞々しくて、お鍋とはまったくちがう
美味しさが楽しめます。隠し味は、刺身についていた山葵。
ぴりっとするだけで、美味しさが増しますね。
洗濯機をまわして使ったタオルなどを干して、お布団もほした後、
高原の方にお茶を飲みに出かけました。
すてきな老夫婦が営む「カフェ・エステ」で珈琲と手作りケーキを。
友達が頼んだカプチーノにはオレンジピールが、
私が頼んだウィンナーコーヒーは背の高いガラスのグラスで登場。
とっても美味しくて、見た目もしゃれていて大満足。
ケーキは素朴でやさしいお味。奥様の人柄がわかります。別荘にもどって、家中を掃除。
途中で縁側で日向ぼっこをしていたのですが、
いわし雲の秋空にススキの美しい風景が広がっていました。
別荘にいる間、何度も伸びをしました。
伊豆の美味しい空気の中で、おもいっきり伸びをすると
なんて気持ちが良いのだろうか。
日本の四季っていつまでも変わらないでほしい。
掃除と戸締りを終えて、いざ帰路へ。夕方のライトアップにあわせて、
熱海の梅園によりました。梅の名所が、この時期は
紅葉の名所になるそう。余分なライトアップはなく、
最小限の明りがとてもよく、紅葉本来の美しさが
引き立つ気がしました。
今回の旅はベテランドライバーの安心の運転と
クラウンの乗り心地に支えられた素敵な旅となりました。
三人とも同じ仕事をしていて、ウィークデーはもちろん、
週末も丸々休めることはめったにないので、一切仕事をしないで
ここまでゆったり休日を送るなんて何年ぶりなんだ?
休暇は人生にとって大切なものなんだと実感した二日でした。
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