運命の出会いでは?
先週いっていた京都にて、「一皿の料理」という本を買いました。
恵文社にて。装丁買いってやつです。
もちろん、中もすばらしい。私が生まれた昭和49年の本で、
いろんな洋食を紹介しているわけです。
洋皿にもられた美しい家庭料理です。
裏をかえして一目ぼれしたのは、この鉄のフライパンの姿。
なんとも美しいじゃないですか。実家に昔あったのを思い出して
母に聞いてみたところ、もちろんすでにありません。
でも気持ちは鉄のフライパンへと飛んでいく。
ちょうどシルバーストーンのものを買い替えようと思っていたからか
やたらと気になるわけです。
二日後、家の前の道を自転車で通っていたのです。するとあろうことか、
道端のイスにフライパンがくくりつけてあるのです。かなり大きい。
気になって止まってみると、閉店した喫茶マリモでフリーマーケットみたいなものを
開催中でした。値段はまさかの300円。
店内を点検してから、店員さんに「あれは鉄のフライパンだと思うのですが、
なぜ300円何ですか?」と問う。「あんなに大きいからね。でも大家族でパエリアなんて
作ったら最高よ」とのお答え。即買いました。見てください、この立派な姿。
直径は32センチもあります。フォルムと言い、持ち手の長さと言い、
深みまでもイラストにそっくりなんです。
ちょうど友人が来ることになっていたので最初の料理はラムチョップの香草焼きと
ちょいと気取ってみました。
やっぱり出だしは洋食ですよね。
絶妙な焼き具合に仕上がるのですよ。
それから毎日せっせと炒め物なんかを作っていますが
焦げ目のカリッと感が最高です。次はハンバークなんかも焼いてみたいな~
いつかはパエリアも。運命を感じたフライパンとの出逢いでありました。
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