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2013年4月

木目の復活

一人暮らしを始める時に母から四角いテーブルを貰いました。松本家具のもので、
なんと母の嫁入り道具。絶対に捨てないことと念を押されたのを覚えています。
大きさも気に入っていて愛用しているのですが、日焼けして色落ちして、割れたところを
母が独自の修復をした状態が長年気になっていたのです。
べったりと塗料がぬられているので、本来の木目が見えない。

ずいぶん前に家具修理の店に問い合わせたら、6万円+送料といわれて
それは出したくないなと断念。
それからずいぶん経ちましたが、突然思い立って自分で直すことに。

夜中にマジックリンをつかって上部の塗料を一気にはがし、お湯で木工用ボンドを
ふやかして取り除いたのです。いつもは水性ニスで仕上げていましたが、
今回は違う風合いを出したかったので、油性ニスのマホガニー色を塗ってみました。
Img_9801
一回塗った図。乾かしては塗り、乾かしては塗り、
Img_9804わりときれないな裏も少し塗り、
二日間かけて作業。
夜中と仕事の合間をぬって黙々と。
シンナー中毒にならないように換気が重要。
今朝は目が覚めた7時からひと塗りしてみました。
そして、食後にも塗り直して、気づけば

Img_9805こんなに素敵なシックな色合いに出来上がりました。
Img_9806本来の木目もみえるように
うまく塗ることができました。
木のテーブルはやっぱりこの木目がみえないと
使っている意味がないと思うんです。

Img_9809横もこんなにきれいになりました。
割れてしまった部分はわりと安定しているので、
もし不安定になったら、もう少し落ち着いてきたら
ボンドでつけてみようかと。

そしてついに乾いたので、やちむんをのせてみたのです。
Img_9815見てください!このマホガニーとの相性。
これを求めていたのです。
いまはテカテカしていますが、これがおちついてきたら
もっとシックになるはずです。

また、うちのやちむんが美人さんになってしまう。
最近はテーブルやお盆などありとあらゆるものをみると、
器をのせた時の見た目しか考えられない私です。
ほとんどビョーキです。

いつの間にか家具の塗装や修復まで自分でするようになってしまいました。
でも思い通りになるってしあわせ。母の嫁入り道具がまた素敵になってよかった。

アーチ越え

桜がすごい早さで咲いたと思ったら、花冷えになり、春の嵐もやってきて
今日は朝から晴天です。
Img_9470
天候の変化を乗り越えて、今朝クレマチスが
アーチの高さを越えました。
空に伸びる姿は、ジャックと豆の木のようです。
今年も緑のカーテンとはいかないとは思いますが、
茄子紺の美しい花が咲くのが楽しみです。
今年もがんばって3回咲いてくれないかな。

先ほど数えてみると、鉢植えが25個ありました。
ときおり、部屋の中が植物園ぽくみえることがあります。

そんな我が家にすてきなじょうろがやってきました。
Img_9460この美しいフォルムと年季の入った色合い。
銅製のものだそうで、中は一部が青銅色になって
これまた美しい。
今までは無印の大きなやかんで水をやっていたので
水やりの時間がなんとも豊かな美しい時間に
変化した気がします。まあ、気のせいなんですが。
でも細く水が出るので、植物たちにもやさしいはずだ。

花見@谷中霊園

この町に引っ越してくる前は「お墓の見える部屋なんて絶対にいやだ」と
思っていました。でもこの町はそこら中がお寺とお墓なので、
そんなことを言っていたら部屋に住めないと思う。

そんなわけで、花見はどうしたって谷中霊園の中。
毎年参加しておりましたが、今回は有名な緒方さんの花見に参加。
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ふつうは真ん中の通り沿いで花見をしますが、
この花見はぐぐぐっと墓の中の空き地にて。
毎年相当な数の方が参加されるそうですが、
今年は急に桜が咲いちゃったり、寒かったりで
40人くらいですかね?

主催者が料理上手ということもあり、
あったかいタイカレーや、マッシュポテトをコーンに
アイスみたいに入れてくれたり、持ち寄りの料理も全部おいしい。
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私はさんぴん茶で煮た豚、小松菜の塩ゆで、
ハンダマ―のおひたし、小松菜の根のきんぴらを
お重に詰めて持っていきました。
どうしたって肉や脂ものが多くなるのが花見なんで
やっぱり野菜は欠かせない。

友人たちとの語らいも楽しいですが、合間にトランペットの演奏や
芸人さんも登場しちゃうんです。
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こちら見事な寒空をバックに歌う
寒空はだかさん。
「たわー、たわ~、東京タワーにのぼったわ~」
という見事なフレーズの「東京タワーの歌」に続いて、
「スカイツリー音頭 決定版」をスカイツリーをバックに
披露してくださいました。
とお~くに鉛筆のようなツリーが見えます。

こちら毎年恒例のことのようでして、去年も参加した友人は
「今年はスカイツリーできちゃったから、どうするのかな?」と
心配していたそうですが、ちゃんと進化しての登場でした。

もちろん、ここは墓地のど真ん中です。
この場所と寒空をバックだから、より映える見事な芸でした。
来年も聴きたいな~

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