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この町っぽい

一昨日、窓の外にふとんや枕を干していました。
夕方前には取り込んでおいたのですが、夜になって2うある枕のひとつががない。
探しても見つからず、窓の外を見てみると1階の屋根に落ちているのです。

くー、どうしたもんか。
2階の方は気づいてくれないかなどと思い、昨日を越え今日。
昨日の夜、枕がちがって寝苦しく、寝起きがわるい。
今日の夕方ちかくに、大家さんの番頭さんに電話。
しかし、番頭さんは不在で車にのっていると言うわけです。
電話にでた女性は「脚立があればとれるの?今日は夜、雨降るみたいよ」みたいな会話。
一階と言えども屋根は高く、3メートル以上はあるわけで、
自分が脚立を登る想像をしたら、できるけどちょっとこわかったわけです。

もうあきらめていた頃、電話が。
番頭さんが外出中をうけて、大家さんの若い衆がかけてきてくれたのです。
「1階の屋根に落ちたんですね。わかりました。もうすこし待ってもらえますか。
なんとかします」と。

それから30分もせずに、玄関のチャイムが鳴りました。
外にでると、若い衆がいるわけです。
「遅くなってすみません。あの私、手が汚れているもので枕をとってもらえますか」
枕を腕にのせて、手のひらがまっくろになった若い衆。
「本当にありがとうございます」とお礼を言いながら、
やっぱりこの町は良いな~と実感した時間でした。

古いビルなので、地震があると驚くほど揺れます。
震災後は多くの方に「なんで引っ越さないの?」と言われてきました。
でもこの古いビルの強風でも揺れる感じ、窓がやたらと大きい具合、
階段の趣き、よく働くヤマトさんに、大家さん。
全部ひっくるめてなかなか引っ越せない。

ちなみに引っ越してきて一週間くらいに、屋上の水道タンクが破裂したんです。
すると2階の方がきて「タンク破裂したから、いますぐにお風呂に水ためて。
トイレも使えなくなるから準備して。あとで大家さん来るから」と。
そのあとに大家のご主人と番頭さんが説明に。
ちなみにこの話、江戸ではもちろんなく、昭和でもなくって平成もとうにすぎた
山手線の中の話なんです。
番頭さんに相談すると、たいていのことは解決してくれるんです。
時々解決できなくても、話を聞いてくれる感じがよい。
いくら観光地にどんどんなってしまっても、こんな感じが好きなんです。

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