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2012年7月

蛇の目寿司

千駄木に住み始めた3年前から、ずっと気なっていた「蛇の目寿司」。
千駄木と根津の間、蛇道にあるお寿司屋さんです。
美味しいという噂は聞くけれど、初めてのものにとっては
そう簡単には引き戸をひけない雰囲気があるのです。
「いつか入りたいな」と思ってきた今年は、友人に連れられて
なんと三回も行ってしまいました。
いつも予約でいっぱいなのですが、私は10時すぎに外のちょうちんに
灯りがついたところ狙って、三度はいることができました。

店内はとっても狭い。カウンターは4~5人すわればいっぱいのサイズ。
カウンターの後ろに小さなテーブルが2つ。
入口のテーブルに座った時は、誰かが帰るときは率先して立ちます。

まず冷酒を一本つけると、酒のつまみが。
初めて行ったときはカニみそと塩から。今回はホヤとカニみそ。
チビチビはじめるのにぴったりのつまみ。
お寿司のネタはと言えば、どれも絶品。
昨夜はかんぱち、帆立、うにうずら、つぶ貝、えんがわ、とろたく巻き、〆は穴子。
口に入れる度に「うーーーーーん」とうなりたくなる美味しさなんです。
ここの名物でもあるうにうずらは、軍艦の半分がうに、もう半分に
生のうずらの黄身をのせたもの。くずれないうちにひと口で食べます。
口の中でふたつが絡まって、至福の時がやってきます。

ちなみに値段が驚きの安さなのです。女性二人でいってお酒もつけて
4000円を越えたことがまだないんです。
お会計の度に「間違いじゃないですか?」と聞きたくなります。
きっと80歳ちかいご主人と奥さんがお二人でやっていらっしゃるのですが、
末永く元気に続けてほしいものです。

昨日は24時前までいたのですが、黒湯あがりのおばさま方4人組が
最後にいらっしゃって、お客さんが9人もひしめき合う状況に。
谷中の人気店、夜中とは思えない賑わいでした。

「蛇の目寿司」
東京都台東区谷中2-5-9 TEL:03-3822-0348

マンゴー配達人

夏のこの時期、すでに恒例となりましたマンゴー宅急便が
今年も届きました!ありがとうございます!!!

インターホンが鳴った時、何を隠そうお風呂で髪を洗っていました。
音は聞こえているものの、とても出られる状況ではなく聞かないふり。
でも何度も鳴るので「もしや生もの?もしかしてマンゴー?」と
思ったのですが出ず。お風呂上りに確認すると、
ドアにマンゴーの不在届けがはさんでありました。

急いで連絡して夕方前に手元についたのです。
2012毎年開ける瞬間がたまらないのですが、
今年はなんと5つも入っているではないですか!
この美しい姿と甘い香りに興奮です。
しかも「食べ頃は22日、23日です」の文字。
今日手元に来なければ、食べ頃を逃すところでした。

そしてこの二日でマンゴーを食べ切るスケジュールを練ったのです。
去年までは誰と一緒に食べるかを考えたのですが、
5つを2日間では一緒に食べ続けるわけにもいきませんからね。

■1つ目 7/22(日)
GARAGEの店番中、閉店間際にうささんとフランス人の常連さんと食べる。
フランスでもマンゴーはよく食べるそうですが、「これはうまい!」と
何度も感激してくれました。

■2つ目 7/22(日)
Re+Cafeの夜更け、みんなの飲み物がすべて白ワインになったところで
お店にいた人みんなで食べる。アレルギーの小谷野さんはひと口。

■3つ目 7/23(月)
いつもお野菜をたくさん届けてくれる大久保&新大久保ご夫妻に配達。
夜には喜びのメールが届きました。

■4つ目 7/23(月)
ランチがてら、赤坂まで仕事友達に配達。今年の前半お世話になった
会社のみんなで今日食べるように伝言。

■5つ目 7/23(月)
根津在住の姐さんを夕飯に招く。冷汁を食した後に、お腹をおちつけて
白ワインと一緒に食す。「シアワセ~」と姐さんが叫ぶ。

配りきって、食べ切って満足した夜、思わぬ落とし穴が。
なんと4つ目を託した仕事友達から「みんな揃わなかったから、
明日食べることにした。今日、明日が食べ頃だもんね」とメールが。
オー、ノー!
食べ頃は今日なのに、昨日より、今日が美味しかった。
明日はちょっと熟れすぎなの~!と叫ぶ。
美味しいものだけ食べて生きたい私にとって、
食べ頃ほど重要なものはないのです。無念!



暑さ対策

暑い、なにしろ暑い。
あまりの暑さに5時に目が覚めて、窓をあけて送風つけて
ひんやり冷えたアイマスクと、頭にアイスノンをのせてみた。
それでも暑い。寝返りうってもかわりはしない。

Img_5388午前中はしそジュースでしのぐ。
色味がさわやかですっぱみが元気を呼ぶ。
炭酸で割ってシュワっとね。

しかし暑さはやまないので、いっそのこと暑くなることに。
冷蔵庫にあったもので夏カレーを作る。
玉ねぎとニンニクを炒めて、熟れすぎたトマトをたくさん。
牛肉も入れて、あとはゴーヤとうもろこし。夏野菜をいっぱい入れて
あえて汗をかきながら食べてみた。
暑い、しかしうまい。サーキュレーターの風を浴びながら、
ついついビールに手が伸びる。

そんな猛暑の過ごし方。
この暑さ、本当にまだ梅雨なんだろうか?
二日目のカレーは最高だけど、この時期はしっかり冷蔵庫に入れましょう。

男子ごはん

男子ごはんからケンタロウが降板するとの発表があったのは
たしか三週間くらい前。栗原心平が引き継ぐそうです。
交通事故後は料理研究家仲間の栗原心平、コウケンテツが登場したり、
岡村隆史や蒼井優と豪華ゲストがつないだり、今日は栗原はるみが出ておりました。
それを見る度に「ケンタロウもどってきて」と思うのです。

どの方もおいしいレシピを紹介してくれるし、
太一くんはいつもかわらず明るく楽しいし、番組の作りも変わったわけじゃない。
でも「やっぱりケンタロウが良いんだよな~」とつぶやきたくなる。
正直に言って、ケンタロウの本は一冊も持っていないし、
レシピとしては栗原はるみ、有元葉子や飛田和緒の方が重宝しています。
でもそんなことは全く関係なく、ケンタロウと太一の男子ごはんが好きだった。
「他の誰でもなかったんだな~」と思うのです。

日曜の昼前、だいたい気持ちはダレダレです。
一週間の疲れもあいまって、前日の映画の初日で大コケでいじけていたり、
飲みすぎてぼーっとしていたり、寝坊してふらふらしている
そんな日曜の朝、サンデージャポンが終わるとテレビ東京に
チャンネルをかえる。すると二人が楽しそうに料理を作ってくれるわけです。
旬のものはもちろん、男って料理や、酒のつまみだったりと
簡単なものから少し手の込んだものまで。
おおざっぱすぎず、繊細過ぎないちょうどよい具合。

料理をする気なんてまったくなかったダレた気持ちから
「今晩何つくろうかな?」という気になるそんんな感じ。
この時間の、この具合が絶妙だったのです。
あー、もう見ることができないと思うとなんともさびしい。
すこし時間はかかるとは思うけれど、
いつかやっぱり料理をつくるケンタロウが、テレビに戻ってきてほしいなぁ。

二度目の新芽

昨日の夕方、霞ヶ関の中日新聞社の前を通ったのですが
「赤ちゃんパンダ死ぬ」の号外記事に思わず声をあげてしまいました。
小さな命は本当に儚いの大切にしてもかなわないことがありますね。

うちのクレマチスは一度目の満開を終えたので、十分に光合成をさせたあと
ツルと葉っぱを切りました。
Photo_3それから一週間と少し。
今週、二度目の新芽が育ち始めました。
新芽は節と茎の間から出てくるので、
茎の切りすぎは禁物です。
今回は二節のこして切ったのですが、これが大成功。
いくつもの新芽が伸びてきています。
一度目は三度も茎を切ってしまったので、今回は慎重にしたいですね。

ここにきてアイビーが立派に伸びています。
Img_5383
ベッドの足元のCDデッキスペースから
垂れさがって良い具合。
ガレージで買った緑の網籠の中に入れているのですが
この感じがお気に入りです。

去年の震災の時、粉々に割れたのが
アイビーの鉢でした。不安定な段々の籠においていたから
一番に倒れたのですが、
部屋に戻って拾うのがつらかったのをよく覚えています。

Img_5384_2そのアイビーも苦境を乗り越えて
こんなに立派に伸びました。
うちの家のアイビーは天に向かって伸びて行くので
こちらは台所のラックの上にのせて
垂れさがるように演出。
今でも地震が起きるとまっさきに、このアイビーを救出に向かいます。

でもある程度の地震では問題のない位置に、大切な植物たちは
配置されているのですよ。適当に見えても。
大切なものを失うことは一番つらいことですから。

コラーゲンたっぷり

今日のお昼は打ち合わせがてら、六本木の「香妃苑」に。
120711_134102ここにくると、だいたい名物の「鶏煮込みそば」を注文します。
ランチの大半の人は注文していると思います。
コラーゲンがたっぷりの優しい味のスープは、
疲れているときには最適です。

煮込みそばなので、麺はかなりやわらかい。
普段は麺にこしを求める私ですが、ここのは絶妙においしいんですよ。
120711_135655
そして気づけば完食。
明日のお肌がぷるぷるしますように。



「香妃苑」
東京都港区六本木3-8-15 瀬里奈ビレッジ2F TEL:03-3405-9011

お題は玉ねぎとじゃがいも

一昨日、新大久保さんのお父さんのじゃがいもと玉ねぎをいただきました。
Photo立派に育ったおじゃがと玉ねぎ。
さて何を作るかと思いまして、
昨夜は定番中の定番、肉じゃがになりました。
いつもは牛肉の肉じゃがが多いのですが、
今回は人参と豚肉、白滝を加えたスタンダードタイプ。
他にはもろこしの天ぷら、春菊の胡麻和え、茄子の揚げ焼き、もずく酢と
野菜三昧の夕飯になりました。

今日は近所に引っ越してきた後輩が、4か月の娘さんを連れて
ランチを食べにくることになっていたのですが、
赤ちゃんが熱をだしましてあえなく延期に。
ランチはタイのイエローカレーにしようと思っていたので、
せっかくなのでカレーだけは作りました。
Photo_2
日本のスタンダードカレーをあまり作らない私ですが、
タイカレーは時折作ります。
本当はマッサマンカレーにしたかったのですが、
ペーストが売っていなかったのでイエローカレーで代用。
ココナッツミルクの缶をあけると、なぜかココナッツと
水分が分離してたのですが、もったいないので
そのまま使用。煮詰めれば問題ありませんでした。

辛さを控えめにするために、少しペーストを残して
マイルド仕上げにしました。タイカレーのペーストは炒めものなどの味付けにも
とっても役立つので、とっておくと重宝するのです。

今月はゴーヤチャンプルー

71梅雨だというのに、暑い。
夏はどうなるんだと思うほど暑い。
谷根千にはハイビスカスの花がそこかしこに
咲いております。

今月の「子供映画+」「映画の中の食卓」がアップされました。
ハイビスカスにちなんで『ホテル・ハイビスカス』のゴーヤチャンプルーを
作りしました。根津のアイドルも出ています。

コラムに書いてはいませんが、自慢のやちむんたちが登場しています。
ゴーヤチャンプルーがのっているのは、愛する照屋佳信さんの唐草紋の皿、
その他にも松田米司さんの赤絵、宮城正享さんのイッチンに、
江口聡さんの皿などなど。
やちむんは本当に沖縄料理が映える器です。
でもどんな料理がのっても懐が深いんですよ。

今朝はゴーヤと玉ねぎのマリネを作って、
ゴーヤの苦みを楽しみました。暑い夏はこの苦さがたまりません。


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