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2011年10月

デッドスペースを

最近忙しくて家の中を遊ぶこともなく、漠然とフックをつかって何かしたい。

照明を入れて天井に植物の影をうつしたいと思っていました。

目についた時には、ひっかけるものをいくつか買っておいたのですが

今日、思い立って寝室にとりつけてみました。

Photoひとつはシンプルなフックです。

クローゼット横の窓との間の壁に取り付けてみると

Photo_4こんな感じになりました。

きづくとバッグが増えていて

クローゼットの中に入っているのですが

頻繁に使うものは外に出ていた方が

便利ですからね。

いつも置く場所に困る帽子とストールもかけられます。

Photo_5もう一つは天井との段差部分につけてみました。

適当にかったフックだというのに、

サイズが見事にあって驚きます。

Photo_7こちらには丸いハンガーにひっかけて

やまぶどうの籠をつるしてみました。

何しろやっと手に入れた籠ですから、

しまっておくのはもったいない。というか眺めていたい。

吊るしてみて初めて気づいたのは、そこの部分は

しっかりとするように違う編み方になっているじゃないですか。

またもよい買い物だったと実感。

さてさて、次はどこかで適当な照明を調達するとしましょうか。

GARAGEの店番

先週はかなりアットホームな谷中祭りでしたが、この土日は根津・千駄木祭りでした。

どうやら藍染大通りがその祭りの中心だという噂をきいたので、これは根津の

新しい立飲み屋「GARAGE」を開けないともったいないと小谷野さんと相談して、

この土日は常連さんと協力して私が店を開けることにしました。

しかし土曜日、午前中からすさまじい風雨に見舞われて一気にトーンダウン。

「中止かなー?」なんて思っていたのですが、正午を前に雨もやみ

突然晴れだしたのです。相談の結果、15時くらいから開けることに。

ジュースとウーロン茶、生ビールの用意ができたところでシャッターを

開けたのですが、なんと目の前に衣装を着たおばちゃんたちが集合。

350x263_2カッポレが始まりました。ちょうど真ん中に店があるので

特等席だったのです。生ビール片手に前のベンチに

すわってお客さんたちとカッポレを楽しみました。

そして日曜日は真夏日。これはビールが出ちゃうなと13時にはお店を

開けてみました。今日はパレードの始点が店の前だったので、

地元の方も観光客もあわさってすごい人出。パレードがいってしまったら

静かになるのかと思っていたら、左手で和太鼓の演奏が始まり

藍染大通りは大騒ぎ。日差しもすごかったので一人でなんとかパラソルと

テーブルを出して、オープンカフェ風の演出を。すると涼みにきてくれるお客さんが

次々と来てくれました。立飲み屋は、一杯飲んでさっと帰れるし長居も可能。

和風の立飲み屋とは違うオシャレなお店なので、女性客や子連れの方も

ずいぶん寄ってくれました。大半は通りを歩きながら店を凝視して

入らずでしたが・・・。そんなに怖い場所ではないので、気軽によってください。

古道具見学のみもOKです。その日の気分で作るつまみもあります。

土曜は「蓮根と油揚げのきんぴら」と「かぼちゃの甘煮」、

日曜日は「肉じゃが」と「白菜と大根のピリ辛漬け」を作りました。

お酒のつまみになるメニューを考えるのは、酒飲みの良い勉強になります。

夕方には「桃と蓮」のマスターや古道具屋のおじさんも出勤。

350x263_3お二人が店先にいるだけで絵になるGARAGEになりました。

16時半にはもう一人の今日のママが登場したので、

カウンターをお任せして、私は店頭のベンチで

ビール片手に絵になる二人と談笑。楽しい時間を過ごしました。

そこにカメラを首からかけた20代くらいの写ガール(というらしい)3人が登場。

あまりのあやしい雰囲気に「写真を撮っても良いですか」というので

「どうぞ」とお答え。どんな風にGARAGEを撮るのかなと思っていると、

完全に私たちにピントを合わせておりました。

「あれ?店撮るんじゃないの?」と聞いたら、

「もう撮っちゃいました」と写ガール。絵になるお二人はどこにいても

カメラを向けられるのだそうです。こう味のある、そして素敵な年配男性は

そうそう見つかりませんかからね。でも、お気をつけあれ。

右はCMやPVでモデルを務めるイケた古道具屋さん、左はBarのマスターだけれど

本物のカメラマンなのでいい加減に撮っちゃいけません。

良い加減で撮ってください。

平家物語@本行寺

お庭がきれいなので春にはちょっと境内を覗かせてもらっている

日暮里駅近くの本行寺(今日までは名前も知らなかったのですが)。

そこで「平家物語」の語り芝居、朗読と琵琶の弾き語り、尺八の演奏がありました。

招待券をいただいたので、金曜日の夜に行ってきました。

門を入ると蝋燭が灯されていて本堂へと導いてくれます。

初めて入った本堂で開演を待っていると、引き戸とガラスが振動し

すごい勢いで鳴り、ぐらっと揺れました。開演数分前の地震。

少し遅れて始まった上演は、平家物語のわかりやすい解説もありながら

尺八と琵琶の演奏、一人で演じる語り芝居、朗読と琵琶弾き語りなど

色々な形での「平家物語」を愉しむことができました。

語り芝居は衣装は着ているものの、舞台装置があるわけでもなく

本堂にたって演じているだけなのに、馬にまたがり何百騎の軍を相手に

闘っているようにみえるし、鬼界が島の砂浜にいるように見えてくるからすごい。

「耳切れ芳一」の朗読と琵琶の弾き語りの最中には、がたがたと風でゆれる

引き戸や、降り出した雨の音さえもすでに演出のようになり、

語りの最後の一言で背筋はぞくっと。鳥肌がたってしまいました。

琵琶や尺八の演奏を聴く機会は今まであまりありませんでしたが、

その細い尺八のどこからそんな音がでるのか。琵琶の弦やバチで

そんな演出ができるのかと、情感豊かな演奏に感動しました。

震災以来、映画をゆっくり見に行く気にもならず、文化的な行為から

遠ざかっていたので五感を研ぎ澄まして感じる素晴らしい上演でした。

映画の仕事をしていると芸能界とのお付き合いもあるので

舞台を見に行くこともあります。ただ、普段舞台になれていない俳優が

一ヶ月、二か月のけいこで舞台にたってもそう簡単に感動は

あたえられないものです。

今回は劇団民藝出身の私の伯母の後輩の方の催しでしたが、

基礎をしっかりと積んだ芝居の素晴らしさを実感。

平家物語の言葉がすべてわかるはずがないのに、しっかりとした滑舌と

意味づけ、感情を伝える力があるので言葉がわからなくても伝わるものなのです。

こんな上演が家から10分以内のお寺であるなんて、やっぱりこの町はすごいな~

モンステア登場

350x263今週、今年三回目のクレマチスが開花しました。

肥料を足したのがきいたのか、

小ぶりの花だった二回目と違って

大輪を咲かせています。10月も半ばだというのに嬉しい限りです。

家のジャングル化は今も徐々に進行中です。

263x350バジルを育てていた鉢がひとつあいたので

モンステアの苗を買ってきました。

変な名前なので由来を聞いてみたら

Photo葉の具合がモンスターに

似ているからとのお答えが。

普通の葉っぱもあるのですが、

ところどころに穴があいている葉があるのです。

大きく育つとどうなるのでしょうか。今朝は傾いてきてしまった

クワズイモをまっすぐに植え替えました。これでしっかりと

成長してくれると良いなと思いつつ、最近は毎日窓の外に出して

たっぷり太陽を浴びさせています。

毎日窓際でたくさんの日の光を浴びていたガジュマルが、

263x350_2気づけばこんなに成長していました。

先日、松屋で沖縄の太陽を浴びて

巨大化したガジュマルを売りましたが、

これは絶対に売りません。

幹部分が巨神兵みたいで気に入っているんです。

根がはって外に出てきて、いつか立ち上がるんじゃないかと思っていますw

最近のお気に入りは月桂樹の鉢の土部分。

350x263_2コケや小さな花、クローバみたいな植物、

月桂樹の新芽まで出てきて

まるで小さな庭のようになってきたのです。

何かやったわけではないのに、植物の力というか

自然というのは不思議なものですね。


残った中から

この三週間あまり、毎日お気に入りの器たちをスリスリなでておりました。

「売れ残ったら私のうちにおいでね」とささやいた者たちは

見事に皆さんの手に渡っていきました。何度声をあげたことか。

あの尺皿も、あの按瓶も、あの魚紋の皿も、これだけは大丈夫だと思っていた

ぐい飲みも、気づくと店頭から消えていました。切ない。

Photo土曜日、最後のイベントの売れ残りの中から

えりすぐりのかわいい子たちを買ってきました。

豊永盛人さんの琉球張子です。

なにしろ270個も仕入れましたから、最後の少しの中から選びました。

右はミルク(弥勒様)、左はジュリグワァー、後ろがチンチン馬グワァーです。

どれも顔も表情も衣装だって違うので私向きなのを選びました。

ジュリグワァーは私にそっくりです。ちなみにジュリグワァーとは

沖縄の言葉で娼婦のこと。あまり何度も声に出すと怒られます。

家に置いておくだけで、なんともなごむ張子です。

撮影時はとちの木の羽釜のふたにのっておりますが、

普段は明治時代のはしごに載せております。地震で落ちないと良いな。

器とまみれた三週間

9月は中旬から催事三昧の日々を送ってきました。それも明日が最終日。

毎日、毎日、沖縄の器やガラス、手仕事のクラフトにまみれる日々でした。

松屋銀座の「銀座・手仕事直売所」では、「柳宗悦展」の出口からすぐのところに

お店を出していたので、まるで縁日のように毎日人があふれ、

6日間ずっとお祭りのような、そんな雰囲気でした。

350x263正面には與那原正守さん作のシーサーと、

松田米司さん作の巨大ゆし瓶、そして大きく育った

ガジュマルと琉球草木鉢がどーんと構えておりました。

後ろの棚にも「読谷山焼 北窯」のやちむんが所狭しと並んでいます。

259x350こちらは民具コーナー。今帰仁村のわらび籠、

石垣島の民具やミンサー織、首里織、

紅型と沖縄の良いもの(というか私の好きなもの)を

とにかくたくさん用意しました。

こちらは初めて仕入れた「ガラス工房てとてと」の

350x244_3琉球ガラスです。くちばしピッチャーや、

むらくもシリーズ、露の玉シリーズを。

スタンダードな作りに、遊び心があるのが素晴らしい。

110916_210316_259x350そして手前の棚には豊永盛人さん作の琉球張子で

にぎやかに!なんと270個も用意したのですが、

残ったのは50個足らず。沖縄おもしろカルタ、

あいうえおカルタは完売。

2_257x350日増しにスカスカになっていきました。

確かにかわいいのですが、かなりシュールな

ものなのにここまで受け入れられるなんて。

商品を用意しすぎまして、

一日中商品出しをしているし、

閉店後もいつもレイアウトチェンジ。まわりの店の方に

「またレイアウト変えるんですか?どこまで売る気なの」と言われる始末。

もちろん設営も撤収もビリっけつ。松屋の皆さんには一杯迷惑をかけました。

贈り物を探しているお客さんが「ちょっと考えます」と他の店に行ったのですが、

「やっぱりこの店が一番すごかったから」と戻ってきてくれたのが、

とにかく嬉しかったです。ずっとお店の中に立っていたのですが、

ある日思いついて、店をひいた位置から見てみました。

自分で言うのもなんですが、豊かなお店になっていました。

これも設営の日に「持ってきたもの全部出していいから。とにかく盛って」

とおっしゃって下さったバイヤーさんのおかげです。

二年前まで自分が好きなものが民藝なんだということにもまったく気づいておらず、

一年前には自分がこんなに器にまみれて仕事をするなんて

思ってもみなかったのです。今回は自宅にあるこね鉢や羽釜のふた、

はしご、スツールを什器として使っていたのですが、

どれも驚くほどマッチ。そうか、私はこの日のために集めていたんだな、

なんて思ってみたりもしました。

よく考えてみると、うちの母がかなりの民藝好きだったからこうなったのだと

今となっては思います。その母が店頭に寄ってくれたのですが、

「この催事が楽しすぎる」と興奮していました。「こんな良い場所に

こんな広い場所をもらえるなんてすごいわね」とほめてもくれました。

毎日、お気に入りの器たちを「これだけは売れるな。残ったら私の家においで」と

念じながらすりすり撫でていたのですが、そう思っていたものは

見事に旅立っていきました。あの器たちが大切に使ってもらえることを、

代々受け継がれていくことを願ってやみません。

でも器ってのは割れるもの。割れたらまた買いに来てください!

大人の宝探し@GARAGE

あまりに忙しくてGARAGEに行く暇もなく、ずっと立っているのでスタンディングバーに

いく元気もなかった最近です。でも疲れと言うのは、徐々に慣れるもの。

仕事帰りに根津で降りて寄ってみると、まったく違う世界が広がっていました。

350x263_2厳選された古道具を置いて売っているのです。

今までなかったのが不自然なくらいしっくり。

350x263_3マリリン・モンローがいっぱい。

この美しいフォルムったら

なんでしょうか。

350x263_5カウンターの横には素敵な彼女もいます。

今度、オレンジのコートをはおる彼女です。

350x263_4こんなたくさんの古道具があると

大人の宝探しができますね。

カウンターでいっぱいひっかけながら、

350x263_8思い思いの古道具にふれ、

子供のころの思い出やら、自分の家にきたらどうなるかなんて

語る楽しい時間が生まれています。

私がいま欲しい古道具は、おっきな食器棚です。尺皿がはいるような。

部屋の真ん中においても良いような、ガラス張りのもの。

でもそんな食器棚が見つかってしまったら、家が器であふれてしまうので

見つからない方が良いとも思います。




酵素かき氷

ここ3週間は催事を二つやりながら、映画の仕事もやっているので

かなりの忙しさが続いています。販売もして、試写や初日の立ち合いをして、

イベントや取材の立ち合い、倉庫から荷物を発送して、

着いた先で検品やら破損の処理やら、トークショーの司会もしたり。

身体がいくつあっても足りないけれど、困ったことに一つしかありません。

そんな中、伊勢丹でトークショーをやっていただいたフード・コーディネーターの

飯島奈美さんのイベントに寄ってきました。

「ナミノ菌とはっこう団」という発酵をテーマにしたイベントです。

350x263表参道のギャラリーで開催中だったのですが

私は酵素かき氷のグレープフルーツ味を注文。

倉庫帰りのうらぶれた気分だったのですが、

表参道の路地の椅子にすわって、空を見ながらかき氷だなんて♪

しかも普通の合成着色料山盛りのかき氷とちがって、

優しい甘みが身体にしみいるわけです。やっぱり美味しいものは

人を幸せにしますね。久々に心の癒えた時間でした。

火曜に催事の撤収が終わって落ち着いたら、あー、ゆっくり料理がしたい。


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