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2011年3月

日常に戻す

あの地震から二週間が過ぎました。長い長い二週間でした。

東京では徐々に日常が戻っては来ていますが、報道される被災地や福島の状況、

今も続く余震、節電など今までにない状況は続いています。

気持ちが落ち込んだり、すぐ疲れてしまいます。そんな中、今日は朝から

部屋を元に戻すことにしました。また落ちることを考えて、

床に置いたままになっていた本や置物などを元に戻して、家中の掃除を。

110326_3そうすると思いのほかすっきりして心が落ち着きました。

二週間ぶりにちゃんと我が家に帰ってきたような

そんな気分です。 避難リュックはありますが。

また地震で落ちたら、もう一度直せば良いのです。

地震が起きた時、家にいました。自分が好きなもので作り上げた部屋が

壊れていくのを見ているのは、初めて味わう恐怖でした。

地震が終わった時は、家の中はめちゃくちゃになっていました。

110326_5前に進み始め、前にひっくり返りそうになった食器棚だけは

必死で横から支えて守りました。努力の甲斐あって

中の食器は無傷ですみました。

たまたま営業に持って行くために、いくつか食器を出していたのが

良かったのかもしれません。皆にまずは自分の身を守れと怒られましたが、

これが全部壊れたら、きっと立ち直れなかったと思うのです。

愛用のおひつが割れましたが、また良いものを探そうと思います。

まだ余震や原発、計画停電、被災地のことを思うと不安は続きますが、

いまここで生きていることに感謝して、ひとつひとつ日常に戻すように

毎日を送っていこうと思います。あまり無理はせずに。

小さな歓び

皆様、余震が続く毎日ですが大丈夫でしょうか。

あの地震で部屋の中はめちゃくちゃになりましたが、少しずつ元に戻し、

また落ちそうなものは床に置いたままですが落ち着いてきました。

アイビーの鉢も割れてしまいましたが、2~3日したら植え替える

余裕もできました。窓の外に置いていた鉢は地震で落ちてしまったら、

通行人に怪我をさせてしまうかもしれないので、部屋の中に移動。

110318 リビングの窓辺は緑にあふれています。

余震が多すぎて自分が揺れているのか、

地震なのかが判断できない状況になっていますが、

ゴムの木と月桂樹の揺れが私の震度計です。

テレビを見れば辛くなり、余震が来る度に不安になる今日この頃ですが、

クレマチスの成長には心が弾みます。

余震をエネルギーにかえているのではと思うくらい。

0316一週間前には芽に過ぎなかったのに、

3/16にはすくっと立ち上がりました。土筆みたい。

0317 3/17には一段と成長したので

折れないように柵も家の中に。

0318ついに柵に到達。

毎日伸びるというより、

数時間で確実に

成長しています。

こんな小さな日常の幸せが、本当に愛しい日々です。

クレマチスの花が咲き始める頃には、余震が落ち着いて停電もなくなって

少しずつ平和な日本になっているといいな。被災地の為に何ができるのか、

みんなで考えたいものです。今は節電に励み、余震に心が折れないように

町の人や友達や、取引先の人、色んな人に話しかけて気遣いあって

小さな出来事を喜んだりしています。

春を感じる

一昨日は朝目覚めると大雪で目を疑いました。

3月だというのに、暖かくなったと思ったら急激に冷え込んだり

身体がついていくのが大変です。でも一歩ずつ春に近づいているのは

陽の長さや植物の成長で感じることができます。

アイビーは黄緑色の新芽が次々と芽吹いていますし、

紫がかっていたラベンダーの葉はきれいな緑色に変わってきました。

110309 そしてクレマチスです。毎日、毎日朝起きると

確認しているのですが、最初とは比べ物にならないくらい

しっかりと芽が膨らんできました。

これなら夏にはクレマチスの緑のカーテンが窓際にできてしまうかも!?

と日々の成長を見守っています。今年の夏もまた5時起きをしてしまうのだろうか。

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