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味覚を育てる

昨夜、六本木の「一億」で豆腐ステーキと牡蠣ごはんを食べながら、

この味を教えてくれたのは、契約社員で働いていた時の上司だったと

しみじみと思い出しました。

子供の頃の味覚は母親が育ててくれたと思います。毎日いろんな手料理が

食卓に並び、その頃はあまり気づきませんでしたが、

うちの食卓には普通の家では食べないものがたくさん登場していました。

私の大好物だったペルー風ごはんとイカの墨煮はもちろん、

ピロシキや花しゅうまい、ミートローフに角煮・・・あげると切りがありません。

子供用の甘口のものとか出た覚えがないのです。

そして、大人になってからの味覚は映画業界に入った13年前からの上司や

仕事先の先輩方に育ててもらったと思います。朝から晩までよく働いた分、

たくさん美味しいもの、美味しいお酒を教えてくれました。

表参道、赤坂、原宿、四谷三丁目、新宿御苑前、六本木一丁目・・・

通う会社がかわると店もかわり、好みも変わる。

サンギュプサルをごま油で食べた時の驚きや、玉チレを食べた時の衝撃、

「莢」のお兄さんの見事な手せばき、船の上であびるほど飲んだワイン。

初めて美味しいと思ったウィスキー、丸の内で食べたフォアグラと豚肉・・・

次々と思い出されて、これまたあげると切りがありません。

そしてずいぶんと時が経ち、今はちゃんと自分のお金で美味しいものを食べる

楽しみを覚えました。やっぱりお酒は自分のお金で飲むのが一番美味しい。

たくさん食べさせてくれた先輩方に感謝して、後輩たちに美味しいものを

ごちそうしたり、作ってあげたりしています。そういう循環は大事だな。

今は偏食の人も多いし、食べ物ならなんでもいいという人も多いけれど、

そんな人生絶対につまらない。コンビニ菓子の美味しさ比べなんてしなくていい!

味覚は生きる時代に合わせて、自分で育てていくものだなと感じた

六本木の夜でした。

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