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2010年10月

ボタン替え

今日で10月も終わり。すっかり寒くなってきて、そろそろ厚手コートの出番です。

去年からずっと気になっていたことを解決することにしました。

101031 一昨年に韓国に行った時に注文して作った

革のコートのボタンがひとつ壊れたままだったのです。

革のくるみボタンだったのですが、真ん中が抜けてしまい

そのまま落としてしまいました。ずっと直そうと思いながらそのまま。

でもこのコートはボタンを留めてこそかっこいいのですよぉ~

コートを抱えて、いざ近所の雑貨店イリアスへ。春の頃から、ここにある個性的な

ボタンが気になっていたのです。大きさが合いそうで、私好みのものを

いくつも選び出し、あとはカウンターで店員さん二人とこれがいい、

あれがいいと大騒ぎ。ついつい「なんかすごく楽しい」とつぶやいてしまいました。

店長さんとおぼしき方が「洋服は捨てたいなと思ったら、ボタンを替えるだけで

まったく違う服に見えるから楽しいんですよ」と教えてくれました。

立方体や、木のまるいものや四角いもの色々合わせてみた結果、

101031_2 私が選んだのがこれ。

紫檀と水牛の角で出来ていて、この三角の形と

立体的な作りと厚みが気に入りました。

101031_3 驚くほど色がしっくり馴染みました。渋い。

ボタンの先を上にしたり、横にしたり、下にするだけで

雰囲気がかわります。丸いボタンでは味わえない楽しみ。

101031_4 コートなのでボタンはゆるめにつけました。

せっかく採寸して作ってもらったコートだったのに、

ボタンひとつでワードローブから遠ざかっていたこのコート。

ボタンを替えただけで、なんだか新しいコートのような気分です。

ボタンの威力ってすごいなぁ。イリアスにあった私が選んだ数々のボタンは、

なんと一人の方が手作りものだったんです。どれも個性的で素敵なんです。

世の中にひとつのものですから、私が買ったものもどれも形が違います。

こういうボタンを買うときは、スペアのボタンをひとつ多めに

買っておくのがいいそうです。

落としても壊れても、既成のものでは替えがきかない味わいなので。

支払いをしようと財布を出したところ、お店の方に

「あっ、かなりのボタン好きですねぇ」と笑われてしまいました。

Photo 笑われるのも最もな全面にボタンが型押ししてある

革の財布を愛用中なんです。

今まで財布といえば黒か紺だった私が、

この財布には一目ぼれ。油絵っぽい色味も気に入っています。

そう考えると最近、アンティークのボタンもいくつも買ったし、

私ってもしかしてボタン好き?

鍋を囲んで

今日は台風がくるというので、かなりの大雨。なかなか外出する気にもなれない。

でも家でゴロゴロって気にもなれず、千駄木倶楽部で珈琲を飲みながら読書。

するとこの雨だというのに、友達を呼んで鍋を囲みたくなってしまったのです。

まずは駒沢の友達、次に根津の友達に声をかけると三人も集まってくれることに。

101030 今晩の食卓です。鍋以外はかなりシンプルなものばかり。

出しをとった昆布と葱の和え物、山芋の千切り、絶品の

ミニトマトをそのまま。鍋が主役ですから。

101030_2 本日は昆布で出汁をとって、海鮮寄せ鍋にしました。

昆布出汁にカニやはまぐり、海老や色んな魚の味が染み出して

スープがうまい。それが野菜に染み込んでたまりません。

今日は下仁田ネギにしたので、このとろとろ感も病み付きです。

101030_3 そして今日も羽釜の出番です。

101030_4 〆のおじやの為に白米を炊きました。

沸騰するまで強火で5分くらい、

中火にして5分くらいで良い具合に。

火を止めて10~15分蒸らすと見事に炊き上がっておりました。

なんて早く出来るんだ。しかもツヤツヤに炊き上がりました。

魚介類のエキスが染み出た出汁に、炊き立てのご飯をいれて溶き玉子をさーっと。

ふわっと混ぜて味わいました。お鍋の最後、この瞬間は至福の時です。

だいたいこの頃には食べるのに熱中して、写真を撮るのを忘れます。

今年初めての寄せ鍋を囲んで、恋バナを聞くだなんて女子にとっては

たまらない台風の夜でした。みんなが帰るときにはすっかり雨が止んでいましたがね。

ニューフェイスです。

101027 今週、私の台所の棚にニューフェイスが登場しました。

かなり渋めの新顔です。下から二段目の真ん中です。

101026 なんと羽釜です!

いつものRe+Cafeに行くと60年代の

家具の合間にどーんと置いてあったのです。

この年期のいったどんとした姿、そして蓋の重み。一目ぼれです。

うちのご飯土鍋や石釜は二合炊きなので、頑張っても三合しか炊けません。

でも、この羽釜なら五合はいけるはずです。

ちょっと中が埃くさかったので、よく洗った後、お湯を沸かして

乾燥させてから使うことに。

101026_2 羽釜ならピラフも作れると思いつきまして、

「ペルー風ごはん」を作ってみました。

鍋が深いので炒めても具が飛び出す心配がありません。

101026_3 強火で沸騰させてから、中火で6分くらいだったでしょうか。

10分ほど蒸らして、驚くほど早く炊き上がりました。

しかも絶妙なおこげもできる。

炊き上がりの美味しさも見事なもの。かまどで使うために作られた

こんなに古い道具が、今でも立派に現役として使えるのですから

日本の道具って素晴らしい。一度炊いたら、現役に戻ったからか

埃臭さがなくなるから不思議ですね。

この羽釜なら大量の炊き出しなんかもできちゃいますね。

次はこの季節ですから、やっぱり栗ご飯かな~

かなかなフリーマーケットに出店。

千駄木に引っ越して以来、通いつめている「かなかな」。

私好みの物が次々と現れるので一週間に一度は顔を出しています。

そして日曜日、二年ぶりのフリーマーケットが、かなかなの路地で開催されました。

101024 いつも静かな路地が11時の開店とともに

お客さんでごった返しておりました。

なんと今回は私も出店しました。

101024_2 芸工展の始まった二週間前に

出店を決めたもので、

まずは何の店にするかを考え、

その後は仕事がすごく忙しかったので、コツコツ夜なべの内職を。

テーマーは“食まわり”のお店です。料理大好き、美味しいもの大好きなので

そのまんまですみません。食べ物を扱うので家からテーブルとベンチ、

101024_3 ワイン箱、籠などを運んでお店のようにしてみました。

一番上の籠に入っているのがバナナケーキ。

1ピース150円。小腹がすく町歩きにぴったり。

ワイン箱の中には自家製ピクルス500円。その横にあるランチボックスには

お弁当が入っています。メニューはこんな感じです。右から小松菜の胡麻和え、

101024_4 シュウマイ、蓮根と人参のキンピラ、卵焼き。

黒米ごはんに、ベトナム風なますをつけました。

今回こだわったのは、栄養バランスと野菜たっぷりなこと。

後は食感でしょうか。蓮根のシャキシャキ、なますのカリカリ、シュウマイの

じゅわーなど、口に入れたときに楽しくなるように、いろんな食感を。

色んな人に「お弁当のおかずといえば?」とアンケートを取ったり、

色々と考えてこのメニューに。のり弁バージョンもあり。600円。

ワイン箱の上には鍋つかみ。これが鉄瓶、ホーロー、鉄のフライパン、

ルクルーゼや土鍋なんかを使うときには重宝するんです。700円。

そして中央にぶら下がっていたのが、いつものあぶちゃん900円。

フリーマーケットなので安くしました。新バージョンの横スナップタイプも登場。

101024_5横のワイン箱には不要になった器をつめました。

ここ数年は器にこっていまして徐々に好きなものを

集めているので、ずっと使ってきたものたちを激安価格で。

ずっと使ってきたものなので、誰かの家で大切にしてもらえたら

幸せですからね。ずいぶん売れました。

101024_6 出店記念に店番を姿を撮ってもらいました。

カメラマンの指定で、二人で演技をしています(笑)

今回は友人二人に手伝いを頼みましたが、

見事なチームワークをうみました。ちょっと熱っぽい友人がベンチで

けだるいが笑顔で接客。チャキチャキの友人が籠バックを片手に

私の家とお店をお弁当を持って走り回ってくれました。

ピクルスは売り切れ、お弁当は15個売れました。余分に作った1つは

友人夫妻の夜食になりました。バナナケーキが二つ残ったので、

101024_8 最後まで手伝ってくれた友人と

珈琲を入れて味わいました。

充実した労働の後のおやつだなんて贅沢な時間でした。

あまりにも仕事が忙しかったので、出店しない方向だった私に

ハッパをかけて下さったかなかなの店主さんに感謝でいっぱいです。

あー、楽しかった。

秋の味覚

昨日は退社した友人と仕事仲間を呼んでお疲れ様会。

みんなの予定が合わず調整したら、すっかり秋になってしまいました。

友人のリクエストは「和食で季節のもの」だったので、秋の味覚を味わうことに。

100003 上から撮ると料理に、お皿に、お酒がいっぱい。

101003 前菜は小松菜の胡麻和え。

普通はほうれん草が多いですが、

私はシャキシャキ感が好きでよく小松菜で。

101003_2 お次は白和え。最近のお気に入り。

人参、蒟蒻はいつも入れますが、先日は試しに

ごぼうを入れてみました。今日は彩りを考えて

インゲンを加えてみました。須田の絹ごしを使っているので美味しいのです。

101003_3 ここからが秋の味覚。

まずは里芋とイカの煮物です。お出汁が染みてたまりません。

101003_4 こちらは鰯の梅煮です。

今年は秋刀魚が高いと言われていますが、

鰯は豊漁でいつもの年より安いんですよ。

照屋佳信さんのイッチンのお皿としっくりきます。

秋刀魚の昆布煮が得意なのですが、鰯もいいものです。

圧力鍋を使えば骨も柔らかくなるので、今度はそうしてみます。

101003_5 白米に大さじ1だけ黒米を入れたご飯を

塩むすびにしました。すこし黒米を入れただけで

もっちもちに、しかもきれいな紫色になるんです。

お皿との色合いも抜群です。

101003_6 これはエリンギ、しめじ、えのき、しいたけを入れた

きのこ鍋です。前日の朝日新聞でウーエンさんが

101003_7 紹介していたので作ってみました。

クコの実と油揚げを使ったスープに

きのこを入れるだけでエキスが染み出します。

まずは粟国の塩、次は黒酢+しょうゆ+ごま油、お次は豆板醤とごま油と

徐々に味を変えて楽しみました。その後は残ったお出汁で、出し巻き玉子を。

ビールがワインに変わると、今度は桜桃に、カマンベールチーズに、

メレンゲの焼き菓子。東方美人茶を入れたら、胡麻プリンとフロマージュが登場。

これでもかとお酒と美味しいものを楽しみました。

13時からゆるりと始めたはずが、気づけば日も暮れて夜に。

〆に白菜とベーコンのスープを小さな土鍋で作りました。

女子5人で食べまくりましたが、大半は野菜なのでお腹にはもたれなかったはず。

久々にゆっくり語りながら寛げるなんともよい宴でした。

次はもう少したってから、火鉢を囲んだ宴にしたいですね。

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