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2009年10月

花のある暮らし

千駄木に引っ越して以来、家にはいつも花があります。

最初は自分で入谷の朝顔市で買った朝顔。毎日愛でていたので

9月の終りの頃まで元気に咲いていました。

Photo その頃、友人に引っ越し祝いにもらったのが

このゴージャスな百合。

何を隠そう私は花の花粉症でして、

花は大好きなのですが、花屋に長い間いられないのです・・・。

ちょっとあまりの強い香りにクラクラしだしたので、友人のアドバイスに従って

花粉の部分をとってみたら、平気になりました。

Photo_2 次にもらったのがピンクのりんどう。

りんどうは普通は青紫なので、ちょっと珍しい色。

これまた毎日愛でていたら、二週間も持ちました。

その後、編集部の方に青系のコサージュを頂き、

Photo_4 今度は黄色の薔薇を貰ってしまいました。

鼻を寄せると甘い香りがほのかにします。

薔薇をもらえるだなんて

私も大人になりました。

Photo_5 暖かい日が続き

早くしおれてしまった

ので花びらを集めて

091016 なんと薔薇風呂にしてみました。

水面にびっしりの花びらとまではいきませんでしたが、

お湯からほのかに薔薇の香りがして

なんとも安らぐバスタイムに。

Photo_6 そして昨日は久しぶりにあった友人が

秋色のブーケを持ってきてくれました。

色味がなんとも私好みです。

花を選んでくれる時は、きっと私のイメージや

部屋のイメージを考えて下さるのだと思うのですが、

こうもバラエティに富んだ花々を貰うと

「私のイメージってどんななんだ?」と思いますね(笑)

でも不思議とどの花も家に馴染んでしっくりきています。

花があるだけで、家がぱっと華やいでなんだか豊かな時間を

過ごせている気がします。幸せなことです。

お花をくれた皆さん、ありがとうございます。

千駄木倶楽部

会社勤めではないので、家で仕事をすることも多いのですが

そんな時はお昼ご飯はだいたい簡単なものを作ってしまいます。

だから千駄木、谷中のランチメニューを楽しむことはあまりないのです。

今日は外で食べようと色々と迷っていたのですが、

千駄木クラブのランチメニューの「ボルシチ」の文字に引かれて入ってみました。

091015_2  じっくり煮込んだボルシチと厚切りのイギリスパン。

食後にコーヒーもつきます。

喫茶店でここまで本格的なボルシチを食べられるとは

思いもよりませんでした。やっぱりこの町はあなどれない。

料理は毎日作っていますが、シチュー系を作ることはめったにないのです。

でもこれからの季節には欠かせないものだし、今度挑戦してみますかね。

久しぶりにアイリッシュシチューも食べたくなってきました。

「千駄木倶楽部」

東京都文京区千駄木2-33-9  TEL:03-3822-4668

中華ランチ

091011_2 今日は叔母が遊びに来たので

中華ランチにしてみました。

091011_5  久しぶりにマーラッカォ(中華蒸しパン)を

作りたかったのです。

ピーナッツオイルの入った蒸しパンで

黒糖を使っているので、甘すぎずにご飯にもなります。

蒸しあがって蒸篭を開ける瞬間がなんとも幸せなのです。

091011_6 こちらはもっと久しぶりの焼売です。

母の焼売は海老やグリンピースものって

豪華でしたが、私のは豚肉と玉ねぎのみの

いたってシンプルな作りです。

ランチの後は大円寺に「菊祭り」を見に行ったり、観音様を見に行ったり、

町をぷらぷらと散歩して楽しい日曜となりました。

『番場の忠太郎/瞼の母』@谷中祭り前夜祭

照明の工事に来てくれた電気屋のおじさんが

「今夜はそこの広場で『瞼の母』の上映と活弁があるよ」と教えてくれました。

映画の宣伝しているものとして、近所で活弁を楽しめる機会を

逃すわけにはいきません。外出先でも「7時から活弁」とそればかり。

やっぱり仕事は終わらず、遅れはしましたが8時過ぎには

会場の初音の森に着くことができました。

上映していたのは片岡千恵蔵主演の『番場の忠太郎/瞼の母』。

山田五十鈴もでています。

特設ステージの上に小ぶりのスクリーンが貼ってあって、

ちゃんと会場のど真ん中でフィルムをまわしているじゃないですか!

かなり興奮。お客さんも70人はいるんじゃないでしょうか。

座って見ようと思いましたが、スクリーンが見難くなるのでここは立たままで。

役者さんの表情やそぶりに合わせた活弁は見事なもので、

活弁士さんは男性なのに、女性役もなんのその。

三味線とギター演奏の男性とフルート演奏の女性までいて生演奏なんですよ。

音楽で情感が増して、本当にすばらしい上映会でした。

終わってから拍手がずっと続いていました。

活弁をやっていたのは活弁士の坂本頼光さん。お若いのにはびっくり。

お客さんは地元のおじいさん、おばあちゃん、おじさん、おばちゃんが

ほとんどで、子供はチラホラ。帰りならが「いや~、面白かったね~」と

顔をほころばせているおじいさん二人なんか見ると、

やっぱり映画っていいな~、なんて思っちゃいました。

係の方に笑顔で「ありがとう」と言って帰るおばあさん。

なんとも良い光景でありました。

まさか家から歩いて5分の広場で活弁を楽しめるなんて思ってもいなかったので、

なんとも幸せな夜でした。もっとちゃんと告知すればお客さんが

いっぱい入っただろうなと思うのは宣伝マンの性。

でもこれくらいの方が地元の人の楽しみって感じで良いのかも。

他の二作品も見たかった。

企画して下さった方と坂本頼光さん、演奏のお二人、

素敵な夜をありがとうございました。やっぱりこの町に引っ越してきてよかった。

天井照明をかえました。

井いよいよ、部屋作りも最終段階に入ってきました。

やっとリビングに合いそうな照明を買ったので、今日は午前中から

電気屋さんに工事をしてもらいました。

091009 まずリビングの照明は横広がりのちょうちんタイプ。

骨組みがこげ茶色になっています。

091009_3 全体を見るとこんな感じです。

色は生成りで、素材がシルクなので

光がやわらかくていいんです。

昨日まで付いていた蛍光灯が

明るすぎたもので、最近は間接照明だけで過ごすことも多かったのですが

これで普通に電気がつけられます。

091009_4 寝室は前の家でも愛用していた蓮型のタイプ。

下についていたふさは取り外して、

天井の高さに合わせてコードを半分にしてもらいました。

091009_5 なんだか幻想的な雰囲気になりました。

この蓮型照明は天井に独特の影が出来て

ベッドに寝転んでみると、とても心地よいのです。

カーテンを閉めて眠ると、明け方の朝日で

繭の中にいるような錯覚にとらわれる不思議な寝室です。

照明をかえただけなのに、

居心地の良さが格段に増した気がします。

また、出かけるのが嫌になってしまいますね。

新生糠床

私は今、猛烈に幸せを感じています。

今夜久しぶりに渋谷の百軒店の奥にあるおでんや「飯田屋」に行ってきました。

ここのおでんと女将さんが大好きでここ数年ちょくちょく通ってきました。

おでんはもちろんですが、ここの糠漬けが美味しくて「いつかこんな糠漬けを!」

と心の中で目標にしてきたのです。

久々に行ったもので引越しと「また糠漬けを始めました」と報告。

すると女将さんが「糠床もってくかい?」と言って、なんと20年物の

糠床を分けて下さったのです。しかも補填用のいり糠まで!

091008これが飯田屋の女将さん20年物の糠床です。

臭いが出ないようにとビニールは二重に。

091008_2  私の糠床と比べるとこの色 の違いで

一目瞭然です。20年の年期と熟成が

色に出ています。

091008_3

よく見てみると大豆や唐辛子、細く切った昆布など

色々なものが入っているのがわかります。

091008_4 私の糠床を大きなボールに移して

女将さんの糠床と満遍なく混ぜます。

全体がちゃんと混ざるように。

色がちょうど中間の感じになりました。

091008_5 一度きれいに洗ったいつもの野田琺瑯の容器に

戻して表面をきれいに平らにしました。

せっかくなので人参を追加しておきました。

「新生糠床」の完成です!!!

最近、私の糠床は水っぽくなっていたので、昨日、水を抜いてから

ぬかみそからしや補填糠を加えたばかりで発酵が遅くなっていたのです。

今日の女将さんの糠床で、私の糠床がどうかわるのか?乞うご期待!

大切に大切に育てて、美味しい糠漬けを作って見せます。

飯田屋の女将さん、本当にありがとうございます!

豚肉の豆鼓蒸し

北京から弟の家族が里帰り中です。お土産に鉄観音茶と豆鼓をもらいました。

豆鼓は大豆を発酵させた食材で、麻婆豆腐にも入れるとかなり本格的になります。

義妹が豚肉と蒸すとおいしいと言っていたので、さっそく挑戦。

091006 豚バラを適当に切ります。豆鼓は細かく刻み、

ニンニクのみじん切りひとかけ、唐辛子の小口切り、

しょうゆ、蜂蜜と器の中で混ぜます。そこに豚肉を投入。

よくもみ込んで味を馴染ませます。そこに片栗粉を加え、

よく混ぜたら日本酒も入れます。

091006_2 よく混ざったら、器ごと蒸篭にセット。

蓋をしてまずは6分蒸します。

091006_4 一度開けて上下を返して

もう6分蒸します。

開けた時点でかなり期待できそうな具合。

091006_6 6分経ったら、好みの野菜をのせます。

私はもやしとインゲンを。3分蒸したら完成です。

091006_9  じゃーん!本日の晩御飯です。

レタスとトマトの中華スープとご飯、

糠漬けを合わせました。

091006_8 もやしの間を覗くと「豚肉の豆鼓蒸し」が

隠れているわけです。野菜と混ぜながら食べましょう。

片栗粉でついたとろみと、豆鼓のお味噌にも似た味、

そしてピリッと唐辛子が利いて食が進みます。ご飯の上にのせても美味!

今日は唐辛子とお酒が少し強すぎたので、次は加減をしようかと。

混ぜて蒸すだけなので本当に簡単なのに、こんなに本格的な味。

弟夫婦に感謝、感謝。

ランチ好きになりました。

世田谷に住んでいた時は、友人を呼ぶのはほとんどが夜でした。

夕方過ぎに集まって、お酒をたしなみながら夕飯を囲んでいたわけです。

でも千駄木に越してきてからは、お昼に集まる事のほうが多くなりました。

日暮里か、千駄木の駅に迎えに行き、散歩しながら家に来て

お昼ごはんを家で楽しむ。一休みしたら、またお散歩に。

住む場所が変われば生活習慣もかわるものなんですね。

今日は世田谷時代のご近所さんが三ヶ月ぶりにやってきました。

091004 こんなお昼の食卓を用意しました。

091004_3  主役は池袋西武でやっていた

イタリア食卓祭で売っていた

イタリアのパンです。

091004_4 パンに合わせて「ニース風サラダ」を作りました。

豪快ですみません!レタス、玉ねぎ、じゃがいも、

トマト、インゲン、ツナ、ゆで卵をあわせた

かなり盛りだくさんのサラダので、これだけで十分なランチに。

091004_5 パンに合わせてチーズ各種とドライフルーツを。

友人がサラミとレバーペーストを買ってきてくれたので

一緒に盛り付けました。

黒胡椒がたっぷりついたサラミのおいしいこと!

サラダと合わせても、パンにのせても、チーズにのせても

抜群に美味しいんだからすごい。作ったのはサラダだけですが、

お昼からなんだかとっても豊かな食卓となりました。

撮るのを忘れましたが、飲み物は手作りサングリアに。

オレンジを漬け込んだ赤ワインに炭酸を入れて飲みました。

さっぱりしていいものです。レモンやりんごを入れてみると

もう少し甘みが加わる気がします。

今日はランチの後に、根津までへび道を散歩しました。

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