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大晦日のお仕事

一年の終わりの大晦日。

大掃除は朝から、忘れていた年賀状を急いで書いたりと

なかなか忙しい一日です。

子供の頃から私には重要な大晦日の仕事がありました。

それはというと「裏ごし」です。

毎年、母は金と黒のモダンな三段の重箱にお節を作るのです。

その中でも一番人気といえば「栗きんとん」であります。

今も昔も変わりありません。とろっとやわらかなサツマイモに

包まれた栗の味わいは、いつ食べても顔がほころぶものです。

この美味しさを生むには、やわらかく煮たサツマイモを

ただひたすら裏ごしするという地味な作業が絶対に必要なのです。

裏ごし器の上にサツマイモを置いて、木ベラでこす。

かなり単純な作業ですが、何しろ根気が必要なんです。

意外と力もいります。何個かサツマイモがなくなったら

裏返してみると、繊細な姿になったサツマイモが!

それをボールに移して、また裏ごし。とにかく裏ごし。

お正月にお重を開けた時に「これは私が作ったの」というのが

自慢だったのですね(全部作っていませんが)。

子供の頃は「裏ごし」だけでしたが、少し大きくなった頃には

栗きんとん全体を任されて昇格したりして。

なんどか手間を省こうとマッシュポテトを作るマッシャーで作ったことも。

今年は「ブレンダーを使えば?」と誘惑されましたが、断固拒否。

やっぱりあのなめらかな口当たりと美味しさは

地味な作業「裏ごし」があってこそ。

そしてもう一つ、この「裏ごし」が重要なのは私の一番と得意なお菓子

「スフレチーズケーキ」です。クリームチーズの「裏ごし」もかなり地味。

でもあのふわっとした膨らみと舌触りには絶対にこの作業は省けないと

確信しているのであります。

道具はどんどん便利になりますが、簡単に美味しいのもいいですが

手間をかけた美味しさってのは、また格別なものなのです。

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