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2008年12月

お節準備

年末はいつも大晦日に実家に帰ることにしていますが、

今年は一日早く帰って、大晦日のお節作りに備えました。

家のお節って覚えておきたいものですから。

081231 定番のお仕事、サツマイモの裏ごしです。

081231_2 根気よく続けるとこんなに繊細な

お芋になるわけです。

081231_3栗の瓶詰めの汁と砂糖を

入れてグツグツと

煮立てております。

081231_4  お芋のうまみも出てきたら、

栗をたしてもう一度煮立てて出来上がり。

絶対こがさないようにしましょう。

大人気の「栗きんとん」の出来上がり。

お次は普通の家のお節にはない「信田巻き」。

081231_5 開いた油揚げの上に、鶏のひき肉、人参のみじん切り、

グリンピース、きくらげを混ぜたものをひきました。

081231_6 これをのり巻きのように巻いて、

楊枝で留めます。

これを醤油やみりんなどで

蒸し煮にするのです。

081231 鮭の小骨を取って開く。

水で戻してふっくらした昆布の上に置きます。

これを巻いて、かんぴょうで留めます。

この後、圧力鍋で蒸します。

081231_7 お次は二番人気の「伊達巻き」です。

玉子とはんぺん、みりん、砂糖をミキサーで

混ぜ合わせて玉子液を作って、それを平らな型に。

160度で焼きます。出来上がるとこんなキレイな黄色に。

081231_8 のり巻きのように巻きます。

巻き終わったら、三箇所をギュッときつく

輪ゴムで留めておきます。

お次はこれまた定番の「筑前煮」。

081231_9 材料を乱切りにして、お鍋にガンガンいれます。

お出汁、しょうゆ、みりん、酒などを適当に。

私がこんにゃくの下ゆでをしようとしたら、

「私は適当に作るのが好きなのに」と母。適当で上手に出来るのが

主婦ってすごいですよね。

081231_10 煮詰まってきたら味見して

足りないと思う調味料をたしましょう。

お節は保存するものなので、味は濃い目につけましょう。

081231_11 お次は「ごまめ」。

醤油、砂糖などのタレを煮詰めて小魚を加えます。

焦がさない程度で止めましょう。

「なます」と「煮豆」は母が先に作ってしまったので、

今年はここまで頑張りました。

さてさて、元旦のお節披露まで半日おきましょう。

大晦日のお仕事

一年の終わりの大晦日。

大掃除は朝から、忘れていた年賀状を急いで書いたりと

なかなか忙しい一日です。

子供の頃から私には重要な大晦日の仕事がありました。

それはというと「裏ごし」です。

毎年、母は金と黒のモダンな三段の重箱にお節を作るのです。

その中でも一番人気といえば「栗きんとん」であります。

今も昔も変わりありません。とろっとやわらかなサツマイモに

包まれた栗の味わいは、いつ食べても顔がほころぶものです。

この美味しさを生むには、やわらかく煮たサツマイモを

ただひたすら裏ごしするという地味な作業が絶対に必要なのです。

裏ごし器の上にサツマイモを置いて、木ベラでこす。

かなり単純な作業ですが、何しろ根気が必要なんです。

意外と力もいります。何個かサツマイモがなくなったら

裏返してみると、繊細な姿になったサツマイモが!

それをボールに移して、また裏ごし。とにかく裏ごし。

お正月にお重を開けた時に「これは私が作ったの」というのが

自慢だったのですね(全部作っていませんが)。

子供の頃は「裏ごし」だけでしたが、少し大きくなった頃には

栗きんとん全体を任されて昇格したりして。

なんどか手間を省こうとマッシュポテトを作るマッシャーで作ったことも。

今年は「ブレンダーを使えば?」と誘惑されましたが、断固拒否。

やっぱりあのなめらかな口当たりと美味しさは

地味な作業「裏ごし」があってこそ。

そしてもう一つ、この「裏ごし」が重要なのは私の一番と得意なお菓子

「スフレチーズケーキ」です。クリームチーズの「裏ごし」もかなり地味。

でもあのふわっとした膨らみと舌触りには絶対にこの作業は省けないと

確信しているのであります。

道具はどんどん便利になりますが、簡単に美味しいのもいいですが

手間をかけた美味しさってのは、また格別なものなのです。

TOPSのレアチーズケーキ

子供の頃から、チーズケーキが大好きです。

母の作るレアチーズケーキはもちろん、カフェなんかでケーキを

注文する時にチーズケーキを注文する確立はかなり高い。

PLATINOのアンジュ」もたまらないし、「しろたえのレアチーズケーキ」も

自分で作るスフレチーズケーキも大好き。

でも定番というか、一番最初にチーズケーキが好き!と思ったのは

やっぱり「TOPSの生チーズケーキ ハード」なのであります。

081222 これです、これ!この美しいお姿。

子供の頃から何もかわっとらん。

今日は初日明けの月曜日。なかなか入りもいいし、

みんなでお疲れ様のケーキでも食べたくなって

自分でお土産を買いました。

家からベリーティーも持っていって、会社のデスクで食べました。

久しぶりに食べたこの濃厚なクリームチーズの味。

カロリーなんて高くて当たり前。

でもこんなに美味しいんだから気にしません!

頑張った自分とみんなにご褒美です。

煎り銀杏

先日、祖母の家に遊びに行ってきたのですが

拾ってきた銀杏を年代物の胡麻煎り器を使って煎ってくれました。

お土産に銀杏をもらったもので、今夜は中国茶のお供に。

081216 こんな便利なものを持っています。

くるみ割り器なんですが、小さいサイズの部分では

銀杏が割れるのです。

081216_2 殻が焦げるくらい煎ります。

081216_3 銀杏がきれいな黄緑色になったら

食べごろです。軽く塩をふりましょう。

081216_4 殻入れも用意すると

ごちゃごちゃにならずに

いい感じ。

今夜は清茶を、お気に入りの鳥獣戯画湯のみで飲みました。

大人のやすらぎのひと時です。

うさぎやのどら焼き

師走は寒くて困ってしまいますが、

お歳暮が届く心がほっこりする季節でもあります。

いま通っている会社には、近頃次から次へとお歳暮が。

缶ジュース、缶ビール、洋菓子はまあ定番ですが、一昨日届いたのは

なんと「殻つき生牡蠣」!!!

家にもって帰って食べるのかと思っていたら、

「こういうのは仕事の合間にガッと食べるもんよ!」と驚きの発言。

かくして、私が軍手と殻開けナイフを手にちょいちょいっと。

(シシリアンルージュ鍋で殻開きは慣れてます)

これがうまい!磯の香りと濃厚な味わい。

そして、職場でビールと生牡蠣。アンバランスがたまりません。

そして、今日会社に行くと今度は「うさぎや」の「どら焼き」が!

081211 先日、雅姫さんの著書「東京散歩」を読んでいて、

これは試さなきゃいけないと思っていた一品です。

予告編屋さんからのお歳暮なんだそうですが、

毎年必ず「うさぎや」なんだそうです。そういうこだわり、良いですね。

味はといえば、もちろん抜群です。皮の絶妙なやわらかさともちもち感、

あんこの甘みとつぶつぶの具合。文人の愛した老舗の味は違います。

今日はお昼から、収録、取材、試写、収録と東京中を駆けずり回って

かなり疲れていたのですが、この「どら焼き」一つで吹っ飛びました。

あ~、しあわせ。

「うさぎや」

東京都台東区上野1-10-10 TEL:03-3831-6195

いなりずし

しつこいですが、まだ「のり巻き」自主練は続いています。

でも、今日は本格的に「いなりずし」も作ってみることに。

お昼に食べようと、前日の夜に油揚げとかんぴょうを煮ふくめて

一晩置いておきました。これがミソ。味が染み入ります。

そして今日はこんなに美しく玉子焼きも焼けました。

081210 やる気が出ます!

081210_2 御飯は「かまどさん」でちょっと固めに

炊いて、酢飯に。ほらほら、こんな感じに

巻けちゃいました。

そしてついに、この日がやってきました。

081210_3 見事に具が真ん中になったのです!

自分でこう海苔の位置と御飯、具の位置を

頭に描いてみたのです。するとパッと浮かんだんです。

そうか、海苔の手前ギリギリまで御飯を敷けばいいんだと。

そして手前はギリギリ、奥は2センチあけたら、見事に巻けました。

やっぱり習うより、慣れろですね。

ちなみに今日は昼ごはんに食べたのですが、

残りは曲げわっぱのお弁当箱に詰めて、仕事先へ。

まずは、お昼を食べ損ねた宣伝プロデューサーにお披露目。

その後、違う会社に行って、今度は夕方に小腹がすいたお二人に

おやつとしてお披露目。みんなとっても喜んでくれました。

いつもお世話になっている皆さんなので、たまにはこういうのも良いものです。

のり巻きランチ

昨日から実家に泊まっていました。

なんかちょっとゆっくりしたい気分だったのであります。

私の要望で今日のランチは「のり巻きとお稲荷さん」に。

081207

ししゃもを焼いてもらって、浅利の味噌汁を合わせました。

今日も自分で巻いたのですが、どうもまだ具が寄ってしまう。

御飯を海苔におく場所の問題だと思われます。

あと、ここ最近の巻く日々でわかったのは

具にはしっかりと味をつけること。個々の味がしっかりしてこそ、

のり巻きにした時のハーモニーが生まれるわけです。

母はいま薄味を心がけているので、今日ののり巻きは薄味でよしっ!

京洛のれん 野村佃煮

京都帰りの友人がお土産を買ってきてくれました。

「何かな~?」と思っていたらこれでした。

081203京洛のれん 野村佃煮」の「ちりめん山椒」と

「松茸昆布」であります!

石釜御飯に夢中の私には堪らないお土産ですよ。

やっぱり私のことをよくわかっている人は違いますね。

30歳をすぎてから、佃煮ってなんとも言えず好きになったんです。

そして誘惑に負けました。

081203_2 ついつい残っていた古代米御飯で小さめの塩おにぎりを

握ってしまいました。お塩はやっぱり「粟国の塩」。

ちりめん山椒と松茸昆布に、清茶を合わせてみました。

ここのちりめん山椒はいつ食べてもやっぱり美味しい!

松茸昆布は初めてですが、絶妙な味付けなんですよー。

この佃煮があれば、ちいさなおにぎりも豪華な夜食になるわけです。

うー、でも今日だけにしないといけません。

古代米御飯

今日は午後からなんとなーく頭が痛くてどうにもならなかったのです。

仕事も一段落していたので、夕方からは自宅作業に。

こんな時は仕事をしながら、自炊に限ります。ずいぶん御飯を炊いていなかったので

韓国の石釜で古代米を炊いてみました。

081201 炊く前は白いお米と黒いお米がちょっと混じっている

感じなのですが、炊き上がったらこんなにきれいな紫色に。

お赤飯に似ていますが全く別物。

石釜効果でむっちむちに炊けてしまうんですよ!

あわせたのは「手羽先と蓮根と里芋のスープ」と「野菜焼き」。

スープは煮ただけ、味付けも酒と塩のみ。野菜は焼いただけ。

塩、バルサミコ酢、バターと食材によって味付けだけ変えました。

こんなに簡単なのに、こんなに美味しいんだから野菜って本当に偉大。

それにそれに、白米ももちろん美味しいんですが

韓国の石釜で炊くなら古代米が一番かも!おこげもちょうどいいし。

私の食事が始まってから近所の友達から電話があったので、

食べにきてもらいました。石釜御飯の悪いところは、美味しすぎて

食べ過ぎるんですよ。危険なんで友達を呼びに限ります。

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